仕事の危機から抜け出すために、正しい評価を受ける5つの方法
多くの人は毎日、やらねばならないことや燃料切れ、強いストレスなどで、ちょっとした危機を感じています。たいていの場合、その特効薬はとてもシンプル。それは、評価なのです。
評価され、報われたと感じれば仕事が楽しくなり、ベストを尽くせて、今の仕事に真に打ち込めるような愛着を感じるでしょう。しかし、理由はどうあれ、自分の仕事が素晴らしいものだとわかっていても報われないと感じることはあるでしょう。そんなときこそ、深く考えるべきです。
充足感を得るために、ちょっと時間をとって、以下の質問について考えてみましょう。
1. 他人の成果をきちんと評価しているか?
人にして欲しいことがあれば、まずは自分が他人にそれを実践しましょう。チームメンバーや同僚の成果を認めることから始めます。同僚の席に立ち寄ったり、上司をCCに入れたメールを送ったりするのです。他人を褒めることを毎日の会話に組み入れ、他人がしている正しい行いを見いだすことを大切にしましょう。まずは自分のチームについて考え、「メンバーそれぞれが持っているその人なりの良さは何だろう?」と自問自答してみるのです。
2. 本当に他人の話を聞いているか?
人間の心にあるフィルターは、現実をねじ曲げてしまいます。たとえば誰かが「すばらしい仕事をしたね」と言ってくれたときに、そっけなく「あぁ、あれは簡単なことだよ。大したことじゃない」と返事して、すぐにその会話を忘れてしまってはいないでしょうか。人は、褒め言葉よりも批判を真剣に受け止めてしまうものです。そして、それは連鎖します。せっかく正当な評価をしてもらっても、対応がおざなりであれば、わざわざ誉めてはくれなくなります。次に誰かに褒め言葉をもらったときには、小さいことであっても、それを評価と受け止め、その人に感謝しましょう。どんな形の報いに対しても、心を開き続ける必要があります。
3. 最近、誰と話をしたか?
もし上司や同僚が、あなたが一日中何をしているか(苦労して解決した物事、起こしたイノベーションなど)をまったく知らないとしたら、彼らにそれを評価することはできません。常にオープンなコミュニケーションを心がけ、上司には今何に取り掛かっていて、どこに困難があるのかをきちんと把握してもらうようにしましょう。自分自身ではなく、業務や組織に焦点をあてながら、自らの貢献について公正にそして前向きに議論するようにしましょう。
4. 自分は優秀すぎるのではないか?(冗談ではなく)
もしかしたら、あなたはあまりにも容易く物事をこなしているように見えていて、励ましも評価も必要ない天才だと思われているのかもしれません。信頼されればされるほど愚痴はこぼせなくなり、優秀であることが当然になっていきます。いつも締め切りを守り、絶対に感情的にならず、常に準備を怠らずにいると、周囲の人にあなたの努力が見えなくなるかもしれません。このような場合、見方を変えてみましょう。そのように扱われること自体が、比類のない褒め言葉と同じなのだと考えましょう。
5. どうやって自分にご褒美を与えるか?
仕事と生活のバランスを保つのは難しいことですが、自分にご褒美を与えることの大切さを侮ってはいけません。褒めるべきときには自分を褒め、生活をより意義深く幸せにするための自分へのご褒美を考えましょう。
最も大切なことですが、報われた気持ちというのは自分の内面から出てくるものです。
今度、評価されていない、あるいは努力が当然と思われていると感じたら、自分自身について評価したいことと、自分が感謝していることについて、リストを作ってみましょう。
1日の終わりに、「今日一日で誇りに思えたことは何だろう?」と自問自答する時間をとってみましょう。自己の研鑽を怠らなければ、「明日をより良くするために何ができるだろう」と問いかけることで、次の段階に進めます。
この2つの質問はどちらも、自分自身と仕事について、他の人に頼らずともより良い気分でいられる秘訣です。
5 Ways to Get the Appreciation You Deserve|Inc.
Lolly Daskal(訳:Conyac)
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