実家に帰る(三日目)
この部屋が、僕が住む予定の部屋。
田舎の8畳は、東京の10畳ほどの広さ。
畳の部屋というところが少し気にかかるけれど、大きさは十分だろう。
竹の子を見に、里山に行く。
探せばあるんだな・・・
春になって、かえるも目を覚まし始めたんだな。
里山の中にある、江戸から明治にかけての村のお墓。
なんと言う風情。
里山から降りてくると、今は使っていない工場。
今は車やトラクターの車庫になっている。
両親が僕と弟をこの小さな工場で働いて 育てた。
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昨日、妻をスーパーに連れて行くといったら、両親の大反対にあった。
部屋着でスーパーにいくなんぞもってのほか!
そんな格好でスーパーになんぞ行ったら町中の噂になると言って怒る両親。
妻に外出着はあまりない。
今まで妻を外に連れて行ってくれなかった理由を妻に告げると、妻は何とか外出着に見える物を取り出してみていろいろ着てみる。
そして両親のところに連れて行って、これで外出着に見えるかどうか聞いてみる。
しぶしぶ、しょうがないかという空気になってきたけれど、特に父親は不満が顔に出ている。
でも二人暮しと違って、4人暮らしになると、問題はいくらでもおきてくる。
今からそんなことでいがみ合っていたら・・・というようなことを言う。
反論しないけれど、父親は不満顔だ。
元々弟はお父さん子。
僕はお母さん子。
なので、昔から父親とはどこか反りが合わないので、父親との付き合いはなかなか難しい。
それでも、了解を取り妻を何とかスーパーに車に乗せて連れて行く。
出て行く間際に、父親が、二人して車でひっくり返って死んでしまえと憎まれ口をたたく。
車に乗るのは8年ぶりなので、慎重に・・・
電磁波過敏症はモーター音に弱い。
妻が車に乗り、エンジンをかけただけで、やっぱり駄目だと車を降りてしまう可能性もあったけれどそこはクリア。
車の窓を全開にして隣町の中区のスーパーへ。
途中、峠を越えて坂を降りかかったとき、鹿が2頭道路を横切っているのが見えて、ブレーキを踏む。
鹿は、光が眼に入ると、動けなくなって、そのまま車に轢かれる事が多いので、早めのブレーキが必要だ。
ブレーキも早めに踏んだし、鹿はガードレールの外へすぐに飛び出していったので大丈夫だった。
僕のいとこの女の子は、鹿を轢いて車を一台廃車にしている。
大きい鹿は100キロ以上あるので車の方が壊れてしまうようだ。
食べ物命の妻は、スーパーの食品売り場が大好きである。
僕と同級生の妻のおばさんに作ってもらったかばんを持っての外出。
意外と有機の甘栗とか、ピーナッツとかいろいろと妻の食べられそうなものが売っている。
近所の散歩はしていたけれど、いわゆる外出は妻にとっては2ヶ月ぶりだ。
嬉しくてしょうがない様子。
冷蔵庫の臭いとか、包装してあるビニールのにおいで以前妻は店に入るのも苦しかった
けれど、この日は何の異常も無かった。
やっぱりかなり回復してるんだな。
一週間ほど前からビタミンC(アスコルビン酸)を飲み始めて、はじめは、体の中に溜まっている化学物質が血液中に溶け出し、病状が悪化するけれど、二日ほど前から症状が緩んできていたので、かなり回復しているのだろう。
家に帰ってくると、父親の機嫌は結構直っていた。
最近、鹿が増えたという話をみんなでした。
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