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先日、Lightroomユーザーである友人がHDDの不具合で、カタログとデータが読めなくなり、大騒動になった。 この機会に、Lightroomに関わるファイル、フォルダー、データのバックアップについてまとめておく。
A コンピュータの主な不具合の種類と原因 1.OSの不具合 2.アプリケーションソフトの不具合 3.HDDなどの記憶媒体の不具合 ①物理的な不具合(ディスクに傷がつき、その部分が読めなくなるなど) ②外付けHDDでよく報告されるデバイスソフトの問題 ③外付けHDDに組み込まれた変換回路(USBに関わるものなど) 4.PC及び外部ストレージの破損(火災・水没・盗難などが考えられるが、ここでは触れない) B Lightroomに関係するデータ 1.ソフト本体(不具合が起きても、再インストールすれば復旧するので以下触れない) 2.カタログ・プレビューファイル 3.元データ 4.カタログから書き出す設定にした場合のxmpデータ 5.デフォルトで組み込まれているプリセットやテンプレート C 不具合発生を考慮したデータの配置 「PCは、故障するもの」という前提で運用すること。各種のデータの関係を理解して、最適な記憶媒体を選択することが故障時の影響を最小化できる。 Lightroomに関係するデータが格納されている場所は、2011年 07月 26日に掲載した Lightroom活用法 Lightroomのソフト構造2で説明をしているが、このデフォルト配置は不具合が起きた場合に適切ではない。 また、処理スピードの点からもデータの格納場所を最適化する必要がある。 D この配置にしている理由 1.OSの不具合や、OS更新時にデータを別ドライブに置いていないと操作が面倒になる。 2.カタログとプレビューデータは、Lightroomを操作するたびに書き換えられるので、必ずファイルの断片化が起きる。断片化すると処理スピードが落ちるので、定期的なデフラグが望ましい。デフラグを掛けるときにほかのデータがあると、そのデータまでデフラグ対象になるので処理時間が長くなる。 3.元データ(RAWファイルなど)は、OSをインストールしているHDDとは別のドライブにしておく。これは内蔵HDDが望ましい。 USB接続より、内部配線用のS-ATA接続のほうがスピードが早く、不具合発生の可能性が低いからである。(USB3.0の伝送スピードは理論値ではUSB2.0のほぼ10倍であるが、実測では2~2.5倍程度という報告が多い) 4.元データのバックアップは2次バックアップまで行なっている。これは、HDDには寿命があり、構造的に物理的物理的な不具合発生が少なくないからである。(1分間に数千回転するディスクの上を微小なピックアップ部分が高速で移動するのだから仕方がないと思う)。が3台のHDDが同時にクラッシュする可能性は極めて低いだろう。 5.外付けHDDは、バックアップ時以外は電源を切り、USBも外している。 PCから完全に独立させておけば、PC全体の不具合が起きた場合も影響を受けないと考えるからだ。(本当に大事なデータの場合はHDDそのものをPCとは別の場所に保管する必要があるのだろうが、残念ながら私の元データにそこまでの重要性はない) E バックアップのまとめ 1.カタログはLightroomで最も重要なファイルである。こまめなバックアップが必要である。Lightroomの設定(編集⇒カタログ設定⇒一般)でバックアップの項目で少なくとも「1日1回、Lightroomの終了時」を選んでおくべきだろう。特に長時間作業をしたあとは、バックアップを取るるようにしたほうが安全である。 また、カタログとバックアップは同じフォルダー内に生成されるので、HDD自体が読めなくなるとバックアップファイル自体も読めなくなるので、心配であれば自動バックアップソフトを利用して、定期的にバックアップを取れば万全である。(私はやっていないが) (ただし、一度作ったバックアップは自動的には消えないので、ときどき古いバックアップを消去するほうがHDDを圧迫しない。6万枚のカタログでも2GB以下のサイズなので大容量HDDの場合はあまり気にすることはないが) 2.プレビューデータは、Lightroomの機能ではバックアップしない。これはカタログファイルがあれば再生成できるからだろう。ただし、プレビューデータの生成は非常に時間がかかるので、心配であれば自動バックアップソフトを利用して、定期的にバックアップを取れば安心が増す。(これも私はやっていないが) 3.テンプレートやプリセットデータは、 C:\User\ユーザー名\AppDate\Roaming\Adobe\lightroom\ の下に保管されている。これはカタログ内にも読み込まれているので、バックアップの必要は少ないが、心配であればバックアップソフトでバックアップ対象に指定しておく。 4.LightroomでRAW編集を行うと、編集プロセスがカタログ内のxmpに書き込まれる。設定によってxmpファイルとして、元のRAWデータの格納フォルダーに書き出せる。 万が一、カタログが復旧できない場合、新しいカタログを作って元データを読みこめば、以前の編集結果が再現できる。 保険の意味でもxmpファイルの書き出しは、やっておくべきだろう。 設定方法(編集⇒カタログの設定⇒メタデータの項目で、xmpを書き出すにチェックを入れる) 5.元データは、OSやアプリケーションソフトとは物理的に独立した内蔵HDDに置く。元データを外付けHDDに置くべきではない(理由は前述)。1次バックアップは別の内蔵HDDに置く(バックアップ時間を短縮するため)、さらに不安であれば2次バックアップを外付けHDDに置く。 6.この他、RAIDを組むことも検討したが、システムの複雑化(=故障の原因増加)とコストパーフォーマンスの理由から採用していない。アマチュアの場合、エクスプローラでの手動バックアップで対応可能である。(自動バックアップソフトの導入は検討している) コメントを書き込める設定にしましたので、コメント下さい。 by ever_green60 | 2012-10-04 15:38 | Lightroom
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