日本3連勝 4投手継投でノーヒットノーラン11月15日 22時12分
日米野球は15日夜、東京ドームで第3戦が行われ、日本代表は4人の投手リレーで日米野球で初めてとなるノーヒットノーランで3連勝としました。
日本は2回に、巨人の坂本選手のツーランホームランで先制し、3回は、4番の日本ハム・中田選手のツーランホームランでリードを広げました。
先発した楽天の則本投手は150キロを超えるストレートで強気に攻め、5回を投げてヒットを1本も打たれず、三振も6つ奪って大リーグ選抜を完璧に抑えました。日本はこのあと、オリックスの西投手、西武の牧田投手とつなぎ、9回はロッテの西野投手が締めて大リーグ選抜を4人のリレーでノーヒットノーランに抑え、4対0で勝ちました。
日本代表の日米野球でのノーヒットノーランは初めてです。
これで日本は大リーグ選抜に3連勝として、日米野球では1990年以来、8大会ぶりの勝ち越しを決めました。
16日の第4戦は、日本代表は阪神の藤浪投手、大リーグ選抜は、ヤンキースのカプアーノ投手が先発します。
小久保監督「勝ち越しうれしい」
大リーグ選抜に3連勝で勝ち越しを決めた日本代表の小久保裕紀監督は、「目標としていた勝ち越しを達成できてうれしく思う。先発の則本投手はあっぱれだった。リリーフ陣も、プレッシャーのかかるなかで、しっかり最後までつないでくれた」と振り返っていました。
一方、大リーグ選抜のジョン・ファレル監督は、「則本投手は、ストレートに力があり、変化球にもキレがあった。あれだけ低めにしっかり決められると、攻略するのは難しい。則本投手に脱帽した試合だった。あすの試合に向けて、打線をなんとか修正したい」と悔しそうに話していました。