ピピピピピがブログを書きますよ。

運動もせず、ヘタレ顔でキーボードに手を置くピピピピピがブログを書く。野人の如き豪快さが欲しいね。

「真剣に働くヒモ」になりたい男を罵倒する、心ない女の子へ

金は稼ぐものではなく、貰うものだと僕は思っている

 どうして人は働かなくてはいけないのだろうか。
 金、女、名誉、権力など目的は様々だが、欲求を満たそうとする過程で間違いなく疲労が溜まる。
 僕は昔から、疲れるのが嫌いな人間だ。
 今までも精神の磨り減るリスクがあるものから、極力遠ざかるようにして生きてきた。

 僕は意識の高い自己啓発本に手を触れただけで、精神病が発症してしまう程に頑張るのが不可能な存在である。
 だから、「働く為に働いているのさ」と思えるぐらい好きな事だけをして生きようと思う。
 その為には、女の子に養って貰い、好きな事だけを追求出来る余裕を生まなくてはならない。
 家賃や光熱費、食費、その他諸々
 無論、女の子は憤慨してしまう事だろう。
「何なのコイツ。人間の道を逸脱してるね。私が必死に残業して稼いだお金なのに!」
 青筋を立てて喚き散らす彼女が気の毒になってくる。
 天人五衰(てんにんのごすい)という言葉があるのを知っているだろうか。
 天界に住む、人知を超えた人々であっても、老化に打ち勝つことは出来ず死に行くというものだ。
 運命に抗うのは非常に愚かな事である。
 アンチエイジングだ! ビタミンCだ! フォトフェイシャルだ!
 命懸けで若返りの道を探して走るが、どこへ行っても待ち構えているのは、メタボと白髪と抜け毛と白骨死体のみである。
 肉体は値打ちが下がり続ける粗悪品だ。
 そんなものの為に必死の抵抗をするのは、ピンポンダッシュと同じく無意味である。
 同様に、僕を含めたヒモ志望者を罵るのは全くもって意味を成さない。ヒモ志望者というのは気づけばなっているものであり、大学を選ぶのとは訳が違う。天人が自然と老化するように、気づけばそう言った性質が出来上がっているのだ。もはやそれは、運命的受け身的な願望であり、人間の手によって治療できるような生半可な類いのものではない。そして、女の金で生きると決めた男は、地球を照らす太陽よりも熱く、誰であろうと止める事など出来ないのだ。
 ヒモになりたい度合いが強烈になって行く僕に対して、反対意見をぶつけるのは、山火事をシャボン玉で消そうとするようなものである。

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そもそも、どうして僕のようなヒモ志望者に対してむかっ腹を立てる必要があるのだろうか?

 部屋のほこりも、気づけば増えている。
「あぁんもうっ! あれだけ念入りに掃除をしたのに、どうしてまた汚れるの!」
 人生は、年末の大掃除一度だけで、永久に綺麗を保てる程、甘くはない。
 ピカピカだった部屋にほこりが出現するように、僕は金が欲しくなる。
 自然の摂理であり、人の手には負えない大いなる力が、ヒモをヒモたらしめているのだ。
 川は流れ、小鳥は鳴き、雪は降る。
 世の流れも、ヒモの欲望も止める事など出来やしない。
「子犬のままが良いのに! なんでおっきくなるのよ!」
 ヒモを叱るのは、愛犬を無実の罪で罰しているのに等しい。
 懸命に生きるワンコを無意味に叱り、心の動きを大切にするヒモの命を脅かす。
 ヒモ否定派の女子がやっている事は、他ならぬイジメ・虐待・迫害なのだ。
 どんな人間であれ、それは二人の親が作り上げた作品である。
 もちろん、欠陥品も存在しているだろう。
 だが、数百億円掛けたスペースシャトルが空中で爆発してしまう事だってある。
 それを踏まえて考えれば、庶民の作品として、僕のような粗悪品が生み出されるのは致し方がない。
 だから、誰かが引き取ってやらねばならないのだ。
 ヒモ志望者と言う燃えるゴミを、死なない程度に燃やし続けて明るい人生を送らせてやる。

 それが出来るのは、ヒモられ女だけなのだ。

 

新 完全ヒモマニュアル

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働かない―「怠けもの」と呼ばれた人たち

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