【ヒューマン】生野陽子アナ、公私に転機「報道に骨を埋める覚悟」

左手薬指には結婚指輪がキラリ。人妻の色香を感じさせた＝東京・台場【拡大】

　９月末で４年間メーンＭＣを務めた「めざましテレビ」（月～金曜前５・２５）を卒業した生野アナ。最後の生放送となった同２６日に同期の中村アナと結婚し、同２９日から「スーパーニュース」のメーンキャスターとして奮闘している。

　早朝の顔から夕方の顔になり、午前３時に出社していた生活サイクルが激変。「朝は６時や７時に起きて、午前中は取材に行くときもありますし、昼から生放送に向けた打ち合わせをしています。人間らしい時間帯で生活するようになりました」。左手薬指に指輪を輝かせ、弾むような声で新生活を明かした。

　人妻になっても変わらないキュートなアイドルアナだが、内に秘めた芯の強さで未知の領域に果敢に挑んでいる。

　結婚から３日後、自身の「スーパーニュース」初回生放送は、いきなりスタジオを飛び出した。噴火した御嶽山（長野・岐阜）の麓で様子をリポート。入社時から目標の一つだった報道キャスターとしてデビューしたが、幸せ絶頂期の自身が現場で目の当たりにした悲劇に苦悩した。

　「重たい気持ちでした。いろいろな人の気持ちが関わる現場。それを理解しながら、伝えるところは伝えないといけないと実感しました」

　愛くるしい笑顔が消えた。それでも、「報道は一つのことに対してじっくり取材をして、オンエアされなくても、情報を事実として記録するという仕事です。携わることができてよかったと思っています」と挑戦する意義を感じている。

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