以下に引用するのは異世界のあるweb小説サイトで理不尽にも炎上する憂き目に遭ったweb作家とその読者に向けて、作家の知人が送った言葉である。

　賢明なる読者諸兄においては既に周知のことと思うが、此度「小説家になろう」が誇る人気作家○カモト先生が2chで炎上するという、あってはならない事態が起きた。早速ことの次第と当事者○カモトの人柄などについて、知人である私から正しい情報を伝えていきたいと考えているが、その前に言及すべきはやはりあの忌々しい2chの連中のことだろう。奴らは自らの素性を一切明かすことなく、また発言に一切の責任を伴うこともなく、好き勝手なことを放言し吹聴しては子供のようにはしゃいでばかりいる。他人の意見には耳を貸さず、○カモトの真剣な弁明も、ダンジョンシー○ー愛読者の悲痛な声さえも一切聞き入れることはない。もはや話の通じるような段階にない。我々は正しい情報を得た上で状況を冷静に判断し、毅然とした態度で対処せねばならないだろう。

　さて、本題に入ろう。今回の八尺様騒動であるが、事態は着々と進行しており、その争点は多岐に渡る。要点をおおまかにまとめると、

1.作品の中で"八尺様"という、現実に語られている話を使用した。この"八尺様"の話はごく最近2ch上で書かれた創作物であり、都市伝説の類ではなく、ホラーテイストに仕上げるために都市伝説風に味付けされたものである。
2.2ch上の書き込みの著作権は全て2chの運営会社に帰属するものであり、当然"八尺様"についても2chが著作権を持っている。
3."小説家になろう"サイトは二次創作を禁じているにも関わらず、この"八尺様"の話を改変を加えつつ、引用した。
4.著作権法において引用と認められるには
　『引用部分とそれ以外の部分の「主従関係」が明確であること』
　『カギ括弧などにより「引用部分」が明確になっていること』
　などの用件を満たす必要があり、今回はそれに当たらない。
5.その上でパクったことを認める発言をした。
6.加えて、「ポイントを入れてもらえれば削除を免れるかもしれない」など、"小説化になろう"サイトで規約違反とされているポイント催促行為を行ってしまった。
7.更に更に、それを行ったのは作品以外の投稿を禁止されている小説の投稿ページであり、二重に違反を犯している。
8.そもそも自作小説を投稿するサイトの中で、話の根幹となる部分を他者の創作物に依存していいのか。
9.ましてや書籍化まで決まっている作品である。

　と言ったところだろうか。
　これらを踏まえた上で、諸君らにはもう一度、胸に手を当ててよく考えていただきたい。本当に悪いのはどちらだろうか？　他人を陥れるときだけ嬉々として喚き散らし、活き活きと動く2chの奴らであろうか？

　私はそうは思わない。今回の件は、表現者として不適格なサカモト６６６自らが招いた、起こるべくして起こった事態なのである。
　作品は当然削除されるべきだし、当事者であるサカモト某の処分も厳しいものにせねばならない。断固として許してはならない。

　最後に、私はサカモトとは旧知の仲であるが、（本人は気づいていないようだが私は彼を忌み嫌っている）彼が私に言い放った言葉をもって、この話を終わりにしようと思う。

　「なろうの読者とかバカしかいねーし、多少違反してもBANとかされねーからマジチョロい。適当にあいつらが盛り上がるような話書いて、グレーなとこでポイント乞食すりゃあっと言う間に書籍化よ。笑いとまんねーわ。」

なおこの小説の作者名「武田順平」については、他作品からの剽窃ではないかとの指摘をいただいており、運営様と調整中です。サカモト先生に叱咤激励の声を届けよう