大森駅から歩くこと約8分。活気のある商店街の中にある「松元教貢歯科医院」は、手術したその日のうちに適切な噛み合わせを作る「即時荷重インプラント」を2000年より提供している歯科医院だ。松元教貢院長は最小切開による即時荷重インプラントを、日本でいち早く臨床に取り入れたことで知られるドクター。アメリカ発の画期的なインプラント手法を、日本人向けに自らアレンジした「サムライ法」で、過去12年間で約600症例という圧倒的な臨床数を誇る。この方法を用いれば、痛くない、腫れない、きれいに早く治るという、患者にとって理想的な治療を提供することが可能だという。世界的にも有名なボストンのPRD学会に約100倍の難関を突破して2004年、2007年に連続して選ばれるなど、国際的にも活躍する松元先生に、即時荷重インプラントを始めたきっかけやサムライ法について、さらには趣味の話題まで、たっぷりと語っていただいた。
(取材日2013年12月6日)
―こちらはインプラント治療が評判の歯科医院だと伺いました。
当院の最大の特徴は、世界に先んじて2000年から即時荷重インプラント治療を行ってきたという点でしょう。当時は「即時荷重インプラント治療などとんでもない」「そんな治療を本気でやるなんて、気でも狂ったか」とひどく異端視されましたが、最近になってようやく「これこそが世界の最先端治療だ」と注目を浴びるようになってきました。激しい逆風にもめげることなく、悩める患者さんを救うことが私の使命だと信じ、強い信念でこの治療を提供し続けた結果、過去12年で600症例を数えるに至りました。このような背景から、即時荷重インプラント治療においては、日本でのパイオニアだと自負しております。
―即時荷重インプラントとはどのような治療なのでしょうか?
簡単に言えば、手術したその日にきれいな歯が入る、痛み・腫れのない手術です。当院のインプラント手術は、その日のうちに9割の方が仮歯まで入り、最終的に本歯がはいるまで1ヶ月以内のことも充分可能です。私はこの治療法を「サムライ法」と呼んでいます。サムライ法とは、(サ)最小限の侵襲で、(ム)無理無駄ムラなく、(ラ)楽に、(イ)即時荷重インプラントができるという概念を象徴する言葉の頭を繋げた造語で、この治療の特徴を的確に表しています。これまでのインプラントをはじめとする歯科手術は、歯茎を切り開き、骨を大きく露出させて行うのが一般的でした。私は患者さんの負担の大きいこの手術法を徹底的に改め、インプラントの植立に必要なだけの最小限の切り込みで手術をすることにこだわりました。最小限の侵襲で手術ができれば、痛くない、腫れない、きれいに早く治るという、患者さんにとって理想的な治療を提供することが可能です。また、「無理無駄ムラなく」に込めた意味は、手術はできる限り1回で終えるということです。実際には非常にハイレベルな技術が求められるのですが、患者さんには楽でシンプルに思える治療を常に心がけています。治療期間の長期化を徹底して避け、非常に効率のよい手術をして差し上げることが私の使命であり、やりがいでもあります。
―やはりインプラント手術が目的の患者さんが多く来られるのですか?
インターネットが発達したおかげで、当院の特徴である「即時荷重インプラント」を受けたいという患者さんが遠方から多数来院されます。北は青森から南は沖縄まで。外国に住んでいる日本人の方が、一時帰国の際に治療を受けに来られることも少なくありません。低侵襲で痛みも腫れもなく、その日のうちにきれいな歯が入るということで、遠方からの患者が多いことも当院の特徴でしょう。骨がないから骨を作ってからでないとインプラントはできない、サイナスリフトしないとインプラント治療は不可能など、他院で治療を断られた方が、何の問題もなく低侵襲で、しかも短期間で楽にインプラント治療できた例が多数あります。さまざまな悩みを抱え、インターネットで必死に探して当院にやっとたどり着かれた患者さんのラストホープになれるように、現在も海外研修やセミナーなど日々勉強を続けています。
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