社会人となり、デスクワークが主となってから腰痛に悩まされることが多くなった。職業病として多くの人が腰痛で悩んでいるのではないだろうか。
毎日6時間以上座り続けるとどれだけヤバイのか。
↑このへんの記事を読むと
- 脂肪を燃やすリポタンパク質リパーゼという酵素の活性を低下させる。つまり太る。
- 骨形成を増加させることなく、骨密度を低下させる。骨折しやすくなる。
- 血圧を増加させ、動脈を狭め、心臓病の可能性を高める。最悪死ぬ。
などと書いてあります。わあ、座りすぎ良くない。
そもそも我ら人間は二足歩行をする生き物。だからこそ立つ姿勢に適した構造になっていて、「座る」姿勢は背骨に負荷がかかる。座った状態では、背骨が歪み、骨盤の位置もずれる。その結果、背中の筋肉や腹筋に負担がかかる。つまり座っている状態を長時間続けることは人として不自然というわけ。
それでも座り続けるオフィスワーカー達へ。
仕事のためにデスクワーカーは座り続けなければならないし、パソコンに向かい続けなければならない。少しでも腰痛を改善しようと、様々なアイテムを購入したり試したので記録として残しておきます。
※あくまで個人の意見であり、「作業中に使えるもの・できること」として挙げています。
1. バランスチェア(Remex)
http://www.remex.co.jp/RBC-G05AX.htm
30,000円前後
座り心地 3
腰痛改善度 2
コスパ 4
前傾姿勢で仕事をする人向け。私は後傾派なのであんまり合わなかった。腰痛の為にマッサージを何度も施術してもらうくらいなら試してみる価値はあるかも。
Remex製のものは椅子自体が重く、さっと移動できないのが不便だった。エルゴノミクスの本場である北欧のVARIERバランスチェア(56000円程度)買ったほうが良かったかなという印象。お財布に余裕があったらGravity↓とかマジ欲しい。
Gravity http://royal-furniture.co.jp/varier/varier/gravity/
2. バランスボール
2,000円〜6,000円
座り心地 1
腰痛改善度 2
コスパ 5
一時期えらい流行ったバランスボール。オフィスなどにも転がっていること多し。コスパが非常に高いため、一度椅子代わりにしてみても良い。ちなみに私はグラグラ揺れまくって仕事に集中できず途中で使用をやめました。フィットネスとしては楽しいしかなり良いかなー。使わない時に意外と邪魔なのが玉にキズ。でも楽しいし好き。
3. バランスディスク
1,500円〜4,500円
座り心地 2
腰痛改善度 1
コスパ 5
バランスボールの亜種とも言えるバランスディスク。ジムなどではこれの上に片足で乗ったりしてバランス感覚や体幹を鍛えるのに使われる。椅子の上に敷いて使ってみていたけれど、邪魔すぎて断念。バランスボールと同じでフィットネスとして使用するのがいいのではないでしょうか…。
4. 骨盤矯正クッション
2,000円〜4,000円
座り心地 2
腰痛改善度 1
コスパ 5
腰痛的に考えて入れていいか迷ったけど、座るだけで骨盤矯正できるという素晴らしいアイテムなので挙げてみた。座っていてわりと気持ちいいんだけど、効果があるのか謎。女性向けが多くてピンクとか変な色しかないので男性は使いにくい。女性なら安いし、使ってみるといいかも。値段高くなるけど、ちょっとデザイン性の高い良さ気なヤツ→hihip(ハイヒップ) 骨盤 On the Chair 温熱切替(HIGH/LOW) HHI-EV-R/O001(レッド)
5. コルセット(骨盤ベルト)
2,500円〜5,000円
座り心地 ?
腰痛改善度 3
コスパ 4
椅子じゃないです。コルセット。しばらく使ってみたけど、蒸れるし痒いし通常使用には向きません。ギックリ腰とか緊急性のある腰痛時はとてもいいと思います。どんな素敵な勝負下着を着けていたとしても、これ着けてる時は魅力や色気を無にする効果アリ。美女を脱がしたときにこれ着けてたら悲しい気持ちになると思う。
6. バックジョイプラス ポスチャークッション
Backjoy Japan(バックジョイ) | トップページ
4,800円〜5,500円
座り心地 3
腰痛改善度 5
コスパ 5
コレコレ!マジでオススメ。吉祥寺のOSHMANSで試座してからずっと気になっていたので思い切って購入。すごく良い座り心地!みたいなものはないけれど、気づいたら腰痛が消えていた。やるやん。コイツのいいところはどんな椅子にも置けるし、地べたに座るような状況でも使えるコト。職場の椅子がクソすぎて泣いている人にそっとオススメしたい逸品。ただし、人によって合う合わないはある。私はバッチリ合ったため、人にオススメしまくっています。
7. アーロンチェア (高級OAチェア)
100,000円〜200,000円
座り心地 5
腰痛改善度 4
コスパ 1
はい、出ましたー。腰痛持ちが行き着く最後の砦、高級チェア。人間工学に基づいた設計でどんな人の身体にもフィット。という謳い文句。数々の大手IT企業のオフィスにも導入されており、何かもう最後のボス感がありますね。しかしながらこれも好みがあるので、試座することをオススメする。10万円前後のOAチェアならコンテッサやバロンチェアもカッコ良くて好きです。まあこういうまとめ見れば早い。
8. スタンディングデスク
座り心地 ?
腰痛改善度 3
コスパ 2
「座ってダメなら立てば良い」つまりはそういうことなのでしょう。最近はスタンディングで作業できる会社も増えてますね。よく間違われていますが、立って作業すればいいだけではなく、モニターが目線の位置にあり、キーボードの位置が肘に対して直角の位置になるように配置されていなければ意味がありません。むしろ目線の位置が低いと首や肩に負担がかかってしまいます…。
サイバーエージェントのスタンディングデスク事情|サイバーエージェント 公式エンジニアブログ
↑これとかあんまり良くない例です。参考画像探してたら出てきたのですが、誰か指摘してあげて欲しいです。(ミラチェアもったいない…)
ちなみに正しいスタイルでスタンディング作業すると腰は痛くなりません。ただ、足がむくんだり、だるくなってしまうので1時間に1回は動いたほうが良いかも。
以上が私の試した腰痛対策でした。
家の作業椅子にアーロンチェアを購入し、オフィスでもアーロンチェアを使わせてもらっているので腰痛持ちには非常にありがたい環境が整っています。最近は腰痛がなくなったので、腰痛対策としてまとめてみました。
正直普段から体を動かしたり、鍛えている人は腰痛にはなりにくいのでちゃんと運動することが大事。元々の腹筋、背筋のバランス良くして、体幹をしっかりさせることが一番良い腰痛対策です。
ぜひともナイスなワーキングスタイルを見つけてくださいませ。