「反日」の親とどう向き合えば?=「高校時代の英語の先生は…」「おばあちゃんは米国で…」―中国ネット

配信日時:2014年10月26日 12時58分
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24日、中国網によると、日中消息筋が福田康夫元首相が北京で習主席と会談を行うと明かした。日中関係改善の機運が高まる中、中国のインターネット掲示板に「両親世代の反日感情にどう向き合えばいいか」と題するスレッドが立った。写真は12年9月、杭州の反日デモ。
2014年10月24日、中国網によると、日本メディアは「日中消息筋が、福田康夫元首相が29日に北京で習近平(シー・ジンピン)国家主席と会談を行うと明かした」と伝えた。会談は、11月に北京で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)での日中首脳会談実現を加速させるとみられる。

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日中関係改善の機運が高まる中、中国のインターネット掲示板に「両親世代の反日感情にどう向き合えばいいか」と題するスレッドが立った。スレッドを立てたネットユーザーは、「親の世代の人たちは反日教育の影響をもろに受け、長年“洗脳”されているため、よく言い争いになる。テレビの抗日ドラマが現実とかけ離れればかけ離れるほど興味を持ち、時に激しい怒りをあらわにする。こういう人たちとどう付き合うべきだろうか?」と書き込んでいる。これに対し、ほかのネットユーザーから以下のような回答が寄せられた。

「彼らの反日感情が、口先と抗日ドラマに収まってさえいれば問題ない。あなたに反日、デモ、街で暴れること、日本製品ボイコットなどを強要しなければ、笑って済ませばいい。もし、あなたに影響があるなら、相応の反抗をしなければならないね」

「言い争う必要はない。彼らが言うことを黙って聞いて、彼らが見たいものを見せてやればいい。彼らの日本に対する見方を変えようとする必要はない。おそらく無理だろうし、ケンカになって互いに気分を害するだけだ」

「逆にうちの両親は日本に対してかなり冷静。クラスのやつらの方がよっぽど愛国だのなんだのと騒いでいるよ」

「高校時代の英語の先生は、『私は君たちより何十年も多く生きている。私の考え方と君たちの考え方、どちらを変えるのが簡単だと思う?』と言っていた。正しいとは思わないけど、理解はできる」

「両親には理解が必要だ。彼らが間違っているのが当然だと思ったり、洗脳されていると思ったりしてはいけない。彼らがどうして反日感情を持っているのか、君は知っているのか?彼らは日本の侵略戦争の証人であり、被害者なんだ。もし私たちが経験していたら、私たちもきっとそうなっていたと思う。だから、理解してあげることが大事」

「親の世代はもう年なんだから、見たいものを見せてあげな。不道徳だったり身体に悪いものだったりしなければ、それは良い趣味だ。もし、抗日ドラマを見て激怒するようなら、『興奮しないで。ドラマはフィクション。身体をこわしたらもったいないよ』となだめてやればいい」

「おれの母親は政治的な考え方が変わった。色んな情報を集めることを学んだからね。反日感情が一番強いのは未熟な子どもたちだ。言われた方向に突き進むだけで、自分で考える能力がないから」

「私の母方のおばあちゃんは筋金入りの共産党員で、心の底から“帝国主義は悪、米国は人喰い社会”だと思っていた。2000年に、おばあちゃんは米国で生活する機会があった。それからは、米国の悪口を一切言わなくなった。お金を稼いで、両親を一度日本に連れていってみたらどう?」(翻訳・編集/TK)

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