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年収103万円と130万円の壁!深刻なのは…パート主婦必須の税知識

会社員の夫を持つパート主婦には、年収103万円と130万円の壁があります。キャッシュフローの点から考えると、年収103万円の壁は、たいした壁ではないかもしれません(手取りが増えることも)。問題は130万円の壁ですね。こちらはより深刻です。

更新日: 2014年11月15日

randoseruさん

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▼ 「 年収103万円の壁 」と呼ばれるものがある ※除 自営業

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103万円はパートやアルバイトで働く時考えるべき年収のライン

ポイントは、「 (1) 自分が税金を払わなくていいか 」「 (2) 夫の扶養範囲内か 」「 (3) 自分で社会保険料( 健康保険料、厚生年金保険料など )を払わなくていいか 」の3つ・

▼ 103万円とは、給与所得控除(65万円)+ 基礎控除(38万円)

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給与所得控除(65万円)と基礎控除(38万円)を足したもの・

基礎控除38万円と給与所得控除65万円を足すと103万円に・

所得税には、一律「 38万円 」の非課税枠( 基礎控除 )がある。つまり、所得が38万円以下なら所得税はかからない。この38万円と「 給与所得控除65万円 」を足した額が、103万円だ

▼ 年収が103万円までであれば、「所得税」を支払う必要はない…

控除が103万円あれば、103万までは当然に課税所得がゼロと

年収103万円から必要経費103万円(65万円+38万円)を差し引くと所得がゼロになるため、結果、所得税を支払う必要がなく

▼ 年収が103万円までであれば、「配偶者控除」がまるまる使える

配偶者控除を受けられるのは、配偶者の給料が年間103万円以下

Photo by Image Source / Digital Vision

「 妻の年収 」が「 103万円以下 」であれば、「 夫の税金 」を計算する際に、「 配偶者控除 」を受けることができます

年収103万円までは所得がゼロと見なされるので、税務上は「働いていない妻」と同じとされ夫に対して38万円の控除が認められる

主婦のパートを年間103万円以下の給料に抑えておけば、夫の税金は配偶者控除を受けることができ、税額が増えないということです

仮に、年収500万円で所得税率が20%であれば、38万円の控除が認められるため、年間「76、000円」の節税につながります

▼ 年収が103万円を超えるとどうなる ※+「 妻の税金 」が…

Photo by George Doyle / Stockbyte

年収「103万円を超えた時」を考えてみます。103万円を超えると、夫の税金、妻の税金と2種類の税金が増えることになります・

住民税を支払わなくてよい年収は自治体によっても異なりますが原則として給与所得控除65万円+基礎控除35万円=100万円以下

直ちに配偶者控除がゼロになるわけではない ※配偶者特別控除あり

パート収入が「103万円を超えて141万円以下の場合」には段階的に控除を受けられる「 配偶者特別控除 」が適用になります・

103万円を超えると38万円の配偶者控除がゼロになると思う人もいますが、それは誤解です。103万円以上~141万円未満の間は「配偶者特別控除」があり控除額が段階的に引き下げられる仕組み

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