<G20首脳会議>エボラ熱阻止へ緊急声明
毎日新聞 11月15日(土)19時3分配信
【ブリスベーン赤間清広、平野光芳】主要20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)が15日、オーストラリア東部のブリスベーンで開幕し、西アフリカを中心に感染拡大が深刻化するエボラ出血熱に関し、G20各国が流行阻止や治療法の確立に協調して対応することを盛り込んだ緊急の首脳声明を公表した。
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初日の協議では世界経済がテーマとなり、G20全体の成長率を2018年までに2%以上、引き上げる目標の実現で一致。安倍晋三首相は今年4月の消費税率引き上げに触れ、財政再建に向けた日本の取り組みを紹介したが、10%への再増税については「今後、法律に従って判断する」と述べるにとどめた。
エボラに関する首脳声明は「ギニア、リベリア、シエラレオネでの流行を深く憂慮する」とした上で、国連を中心に行われている治療や流行阻止の取り組みを「完全に支持する」と表明した。会合は2日間の日程で、16日に首脳宣言を採択して閉幕する。
最終更新:11月15日(土)19時55分
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