2014/11/15 18:16
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水島精二監督×虚淵玄氏(ニトロプラス)によるオリジナル劇場版アニメ『楽園追放 Expelled from Paradise 』が本日2014年11月15日(土)に公開。新宿バルト9では釘宮理恵さん・三木眞一郎さん・神谷浩史さん・ELISAさん・水島監督による初日舞台挨拶が行われた。
「初めてお話を伺ったときから、随分経ったので、ようやく我が子を贈り出せるようなホッとした気持ちもありますし、それまでの時間が長かったような、短かったような不思議な気持ちです」と初日を迎えた気持ちを語る釘宮さん。釘宮さん演じるアンジェラバルザックをサポートする地上のエージェント:ディンゴとして活躍する三木さんも「やっと多くの人に見て頂ける場に辿りつけたんだと思うと嬉しいですね」と遂にお披露目となった心境を語ってくれた。
電脳世界ディーヴァにハッキングを仕掛ける謎の存在フロンティアセッターを演じた神谷さんは、最初シナリオを読んだときに非常に難しい話に見え、これが一体どういう風に皆さんに受け入れられるのだろうかと感じたという。その作品が完成を迎え作品の評判も凄く高いと水島監督から聞いたなか「水島監督と三間音響監督のアフレコ指示のもとにやらせて頂いて、それを信じて音にしてフロンティアセッターをやらせて頂きましたけれども、こうやって皆さんに受け入れて頂き初日を迎えたので、凄く自信をもってここに立てているって状況です」と胸を撫で下ろした様子だった。
これまで数々のアニメで主題歌を歌ってきたELISAさんだが、オリジナル作品の劇場映画で主題歌を担当したのは今回が初。そのことに「凄いことだと思う」と述べ、同じスクリーンで映画を見て観客と一体になって主題歌を聞いてもらう環境に「本当に素晴らしい経験ができて嬉しかったです」と喜んだ。
自身初のオリジナル劇場アニメとなる『楽園追放』が遂に初日を迎えた水島監督。「自分のキャリアの中でも本当に間違いなく代表作になったと自負しています」と改めて『楽園追放』への思いを語ると、舞台挨拶に立つ3人のキャスト、主題歌を担当したELISAさんへ「シナリオを開発しながら聞こえてきた声がこのお三方であり、そのなかで流れる音楽というのを考えたときにピースとしてELISAさんのアイデアが浮かんできたので、本当に有難いなと思いました」と語り、舞台挨拶を見守るスタッフにも感謝の気持ちを伝えた。
それぞれ演じたキャラクターについてキャストへ伺うと、釘宮さんは「台本だけではちんぷんかんぷんな内容なので、大体大変でした!(笑)」と、会場の笑いを誘う。苦心しつつも見事にアンジェラと一体になった迫真の演技を披露し「自分(アンジェラ)の生き方とディンゴの生き方、そしてフロンティアセッターの生き方と色んな道の歩み方があるんだなっていうドラマのところを大事にしている作品」と明かした。
三木さんも「大丈夫だ!みんなちんぷんかんぷんだったよ!(笑)」と釘宮さんの言葉を拾いつつ、「たしかに分かり難い部分はあるんですけど読み物として頂いたシナリオは凄く面白くて、3人の関係性っていうのが物凄く面白くて」と語り、キャラクターがそれぞれの目標や夢に向かって成長していく過程が描かれた素敵なお話であることを作品付けた。
製本されたシナリオを読んだとき、3人の関係性においてどう成立していくんだろうかと当時の心境を述べた神谷さん。音響監督の三間雅文氏に「役をどういう風にやりましょうか」っていうことも聞き、「裏表ある役でも無いしそのままでいいよ」とアドバイスを受け、「素材として僕の声だったり僕のもっているものを欲しいんだろうなと素直に解釈してアフレコに臨ませて頂きました」とフロンティアセッターの役作りについて語ってくれた。
ELISAさんはELISA connect EFP(Expelled from Paradiseの略)ということで、作品と何らかの関わりはあるとは聞いていたものの、制作過程ではこの曲がどういう風に作品と関わっていくのか知らなかったという。完成した「EONIAN-イオニアン」は劇中でもキャラクターが歌うシーンがあり「実際に作品を見たときに三木さんが歌ってらっしゃったり、エンディングのほうでフロンティアセッター君が歌ってらっしゃったりとか本当に嬉しくて、その場面場面で涙がでました。」と主題歌が作品と密接な関わりを持ったことに感動。
また、脚本を担当した虚淵氏のコメントを紹介すると、サプライズで虚淵氏本人が登場。改めて初日を迎えた心境を伺うと、「TV作品の映画化というのは、まだ何とか経験あったんですけど、ゼロから劇場で公開される作品というは初めての経験なので、これは凄い僕の節目になる作品だなとそれが今日から始まると思うと気持ちが高ぶります」とオリジナル劇場アニメーション作品が公開したことに感無量の様子。また本作品については「2時間の作品って初めましてって言う人に見てもらうのに一番助かるんです。この間も先輩の作家の方に「君の作品まず何から見たいい?」と言われまして、色々考えまして、TVシリーズとか続き物の小説とかどれも敷居が高いなと思ったときに、「今度15日から公開される映画が一番良いと思います」と伝えたそうで、「これからいろんな所で言える作品がようやく手に入ったとうのは本当に嬉しく思っております」と述べ、水島監督と同じく虚淵さんも『楽園追放』を代表作だと語った。
最後に水島監督より「『楽園追放』はアニメーション制作をグラフィニカという新鋭のデジタル3Dの会社が本当に愛情をもって今までやったことないことにもどんどんチャレンジして、そのトライアルを繰り返して作りあげたフィルムです。現状の3DCG、セルルックのアニメーションでは、本当に今最高峰の技術を集めた作品ではありますので、そういう意味でもエポックな作品なので、ぜひ何度も見て頂いて、音楽、SE、声という音の要素も自分の作品の中でも本当に今まで一番ベストな作品が作れたと思ってるので、ぜひ長く愛してくれたら嬉しいなと思ってます」と、ファンに向けてメッセージが送られた。
■劇場公開
2014年11月15日(土)より新宿バルト9ほかにて公開
■ストーリー
ナノハザードにより廃墟と化した地球。人類の多くは地上を捨て、データとなって電脳世界ディーヴァで暮らすようになっていた。西暦2400年、そのディーヴァが異変に晒されていた。地上世界からの謎のハッキング。ハッキングの主は、フロンティア・セッターと名乗った。ハッキングの狙いは何か。ディーヴァの捜査官アンジェラは、生身の体・マテリアルボディを身にまとい、地上世界へと降り立つ。地上調査員ディンゴと接触しようとするアンジェラを待ち受けていたのは、地上を跋扈するモンスター・サンドウォームの群れ。アンジェラはそれを迎え撃つため。機動外骨格スーツ・アーハンを起動する。荒廃した地上のどこかに、フロンティア・セッターが潜んでいるはず。アンジェラとディンゴの、世界の謎に迫る旅が今、始まった。
■スタッフ
原作:ニトロプラス/東映アニメーション
脚本:虚淵玄(ニトロプラス)
監督:水島精二
演出:京田知己
キャラクターデザイン:齋藤将嗣
プロダクションデザイン:上津康義
メカニックデザイン:石垣純哉
スカルプチャーデザイン:浅井真紀
グラフィックデザイン:草野剛
設定考証・コンセプトデザイン:小倉信也
CG監督:阿尾直樹
モーション監督:柏倉晴樹
造形ディレクター:横川和政
美術監督:野村正信(美峰)
撮影監督:林コージロー
音響監督:三間雅文 (テクノサウンド)
音響効果:倉橋静男(サウンドボックス)
音楽:NARASAKI
アニメーションプロデューサー:森口博史
チーフアニメーションプロデューサー:吉岡宏起
プロデューサー:野口光一
アニメーション制作:グラフィニカ
企画・製作:東映アニメーション
配給:ティ・ジョイ
■キャスト
アンジェラ・バルザック:釘宮理恵
ディンゴ(ザリク・カジワラ):三木眞一郎
フロンティアセッター:神谷浩史
【関連リンク】
公式サイト
(C)東映アニメーション・ニトロプラス/楽園追放ソサイエティ
「初めてお話を伺ったときから、随分経ったので、ようやく我が子を贈り出せるようなホッとした気持ちもありますし、それまでの時間が長かったような、短かったような不思議な気持ちです」と初日を迎えた気持ちを語る釘宮さん。釘宮さん演じるアンジェラバルザックをサポートする地上のエージェント:ディンゴとして活躍する三木さんも「やっと多くの人に見て頂ける場に辿りつけたんだと思うと嬉しいですね」と遂にお披露目となった心境を語ってくれた。
電脳世界ディーヴァにハッキングを仕掛ける謎の存在フロンティアセッターを演じた神谷さんは、最初シナリオを読んだときに非常に難しい話に見え、これが一体どういう風に皆さんに受け入れられるのだろうかと感じたという。その作品が完成を迎え作品の評判も凄く高いと水島監督から聞いたなか「水島監督と三間音響監督のアフレコ指示のもとにやらせて頂いて、それを信じて音にしてフロンティアセッターをやらせて頂きましたけれども、こうやって皆さんに受け入れて頂き初日を迎えたので、凄く自信をもってここに立てているって状況です」と胸を撫で下ろした様子だった。
これまで数々のアニメで主題歌を歌ってきたELISAさんだが、オリジナル作品の劇場映画で主題歌を担当したのは今回が初。そのことに「凄いことだと思う」と述べ、同じスクリーンで映画を見て観客と一体になって主題歌を聞いてもらう環境に「本当に素晴らしい経験ができて嬉しかったです」と喜んだ。
自身初のオリジナル劇場アニメとなる『楽園追放』が遂に初日を迎えた水島監督。「自分のキャリアの中でも本当に間違いなく代表作になったと自負しています」と改めて『楽園追放』への思いを語ると、舞台挨拶に立つ3人のキャスト、主題歌を担当したELISAさんへ「シナリオを開発しながら聞こえてきた声がこのお三方であり、そのなかで流れる音楽というのを考えたときにピースとしてELISAさんのアイデアが浮かんできたので、本当に有難いなと思いました」と語り、舞台挨拶を見守るスタッフにも感謝の気持ちを伝えた。
それぞれ演じたキャラクターについてキャストへ伺うと、釘宮さんは「台本だけではちんぷんかんぷんな内容なので、大体大変でした!(笑)」と、会場の笑いを誘う。苦心しつつも見事にアンジェラと一体になった迫真の演技を披露し「自分(アンジェラ)の生き方とディンゴの生き方、そしてフロンティアセッターの生き方と色んな道の歩み方があるんだなっていうドラマのところを大事にしている作品」と明かした。
三木さんも「大丈夫だ!みんなちんぷんかんぷんだったよ!(笑)」と釘宮さんの言葉を拾いつつ、「たしかに分かり難い部分はあるんですけど読み物として頂いたシナリオは凄く面白くて、3人の関係性っていうのが物凄く面白くて」と語り、キャラクターがそれぞれの目標や夢に向かって成長していく過程が描かれた素敵なお話であることを作品付けた。
製本されたシナリオを読んだとき、3人の関係性においてどう成立していくんだろうかと当時の心境を述べた神谷さん。音響監督の三間雅文氏に「役をどういう風にやりましょうか」っていうことも聞き、「裏表ある役でも無いしそのままでいいよ」とアドバイスを受け、「素材として僕の声だったり僕のもっているものを欲しいんだろうなと素直に解釈してアフレコに臨ませて頂きました」とフロンティアセッターの役作りについて語ってくれた。
ELISAさんはELISA connect EFP(Expelled from Paradiseの略)ということで、作品と何らかの関わりはあるとは聞いていたものの、制作過程ではこの曲がどういう風に作品と関わっていくのか知らなかったという。完成した「EONIAN-イオニアン」は劇中でもキャラクターが歌うシーンがあり「実際に作品を見たときに三木さんが歌ってらっしゃったり、エンディングのほうでフロンティアセッター君が歌ってらっしゃったりとか本当に嬉しくて、その場面場面で涙がでました。」と主題歌が作品と密接な関わりを持ったことに感動。
また、脚本を担当した虚淵氏のコメントを紹介すると、サプライズで虚淵氏本人が登場。改めて初日を迎えた心境を伺うと、「TV作品の映画化というのは、まだ何とか経験あったんですけど、ゼロから劇場で公開される作品というは初めての経験なので、これは凄い僕の節目になる作品だなとそれが今日から始まると思うと気持ちが高ぶります」とオリジナル劇場アニメーション作品が公開したことに感無量の様子。また本作品については「2時間の作品って初めましてって言う人に見てもらうのに一番助かるんです。この間も先輩の作家の方に「君の作品まず何から見たいい?」と言われまして、色々考えまして、TVシリーズとか続き物の小説とかどれも敷居が高いなと思ったときに、「今度15日から公開される映画が一番良いと思います」と伝えたそうで、「これからいろんな所で言える作品がようやく手に入ったとうのは本当に嬉しく思っております」と述べ、水島監督と同じく虚淵さんも『楽園追放』を代表作だと語った。
最後に水島監督より「『楽園追放』はアニメーション制作をグラフィニカという新鋭のデジタル3Dの会社が本当に愛情をもって今までやったことないことにもどんどんチャレンジして、そのトライアルを繰り返して作りあげたフィルムです。現状の3DCG、セルルックのアニメーションでは、本当に今最高峰の技術を集めた作品ではありますので、そういう意味でもエポックな作品なので、ぜひ何度も見て頂いて、音楽、SE、声という音の要素も自分の作品の中でも本当に今まで一番ベストな作品が作れたと思ってるので、ぜひ長く愛してくれたら嬉しいなと思ってます」と、ファンに向けてメッセージが送られた。
作品情報 |
2014年11月15日(土)より新宿バルト9ほかにて公開
■ストーリー
ナノハザードにより廃墟と化した地球。人類の多くは地上を捨て、データとなって電脳世界ディーヴァで暮らすようになっていた。西暦2400年、そのディーヴァが異変に晒されていた。地上世界からの謎のハッキング。ハッキングの主は、フロンティア・セッターと名乗った。ハッキングの狙いは何か。ディーヴァの捜査官アンジェラは、生身の体・マテリアルボディを身にまとい、地上世界へと降り立つ。地上調査員ディンゴと接触しようとするアンジェラを待ち受けていたのは、地上を跋扈するモンスター・サンドウォームの群れ。アンジェラはそれを迎え撃つため。機動外骨格スーツ・アーハンを起動する。荒廃した地上のどこかに、フロンティア・セッターが潜んでいるはず。アンジェラとディンゴの、世界の謎に迫る旅が今、始まった。
■スタッフ
原作:ニトロプラス/東映アニメーション
脚本:虚淵玄(ニトロプラス)
監督:水島精二
演出:京田知己
キャラクターデザイン:齋藤将嗣
プロダクションデザイン:上津康義
メカニックデザイン:石垣純哉
スカルプチャーデザイン:浅井真紀
グラフィックデザイン:草野剛
設定考証・コンセプトデザイン:小倉信也
CG監督:阿尾直樹
モーション監督:柏倉晴樹
造形ディレクター:横川和政
美術監督:野村正信(美峰)
撮影監督:林コージロー
音響監督:三間雅文 (テクノサウンド)
音響効果:倉橋静男(サウンドボックス)
音楽:NARASAKI
アニメーションプロデューサー:森口博史
チーフアニメーションプロデューサー:吉岡宏起
プロデューサー:野口光一
アニメーション制作:グラフィニカ
企画・製作:東映アニメーション
配給:ティ・ジョイ
■キャスト
アンジェラ・バルザック:釘宮理恵
ディンゴ(ザリク・カジワラ):三木眞一郎
フロンティアセッター:神谷浩史
【関連リンク】
公式サイト
(C)東映アニメーション・ニトロプラス/楽園追放ソサイエティ