ロシア極東の昆布 美容で注目11月15日 7時36分
ロシア極東では、地元に豊富に生息しながらもあまり利用されてこなかった昆布が、健康や美容に効果があるとして注目が高まっています。
ロシア極東の沿岸では、質のいい昆布が豊富に生息しているものの、食べたり、だしをとるために使ったりする習慣がなく、あえ物などごく一部の料理にしか使われてきませんでした。
しかし、ロシア極東では近年、開発が進むにつれ、住民の所得も向上したため、食文化も多様化し、昆布にも関心が集まるようになってきました。
極東の中心都市ウラジオストクでは、老舗の菓子メーカーがおととし開発した昆布を混ぜたチョコレートが看板商品となり、今では毎日1000個ほど売れるようになっています。
また、食材としてだけでなく、美容への効果にも関心が高まり、地元のスパでは、昆布をまるまる入れた「昆布風呂」や昆布を混ぜたクリームを使ったボディーマッサージが人気になっています。
さらに地元にある大学の研究グループが糖分や脂肪の吸収を抑える成分が含まれている昆布の健康への効果に注目し、ロシア人の口に合う昆布料理の開発に力を入れていて、試食会を開くなどして食材としてさらなる普及を目指しています。
研究グループのリーダーを務める極東連邦大学のカレニク教授は「昆布は健康によい成分が豊富で、動脈硬化を予防する成分も入っている。ロシア人にも昆布料理を食べてもらい、さらに健康で幸せになってもらいたい」と話しています。
ウラジオストクの食品メーカーの中には、年内にも昆布を使ったソーセージの製造・販売を始める会社もあり、ロシアでは昆布に対して注目が高まっています。