八尺様 その6
一面を照らす朱色の夕陽に、濃い藍色が混じってきた時刻。
――聖都アシュヴィヌーク国立競技場。
それは娯楽施設で、通常は、異教徒の奴隷同士に殺し合いをさせたり、あるいは奴隷を猛獣やモンスターと戦わせるようなロクでもない使途で利用される。
そして、本日、競技場内を満たす芝生に、巨大な白線が描かれていた。
白線をつなげると、それは五芒星の魔法陣となる。
それは異世界からの勇者を召喚する時の神聖な術式に使用される物で、本来であれば教皇の大聖堂に描かれているべきものだ。
だがしかし、今回、召喚されてくるものは……異質なモノだ。
半日ほど前――教皇による突然の指示により、『邪なる者』に対する、迎撃態勢が整えらえる事になった。
それはつまり、この場所には今現在、限られた時間内で集める事が可能な限りの――最強の集団が集められていると言う事だ。
具体的にいうと、冒険者ギルドにおいて、Sランクと判定されている者が5名、そして、Aランクと判定されている者が50名。
はっきりってしまえば、これだけのメンツと人数が集まれば、他所の国から見ると、戦の準備中と疑われても文句は言えない。
他国と外交問題に発展してもおかしくない、それは、そういう戦力なのだ。
ただし、アシュヴィヌークは、地球で言えばヴァチカン市国のような象徴的な意味合いもある場所であり、一般的な国同士の外交問題とは一線を画している側面もある。
――それはすなわち聖都であり、教皇の勅令とあれば、無茶が通ってしまうと言うのもまた事実だ。
そうして、集まった連中の面々、まずはSランク級の冒険者について触れよう。
・聖騎士
・賢者
・暗黒騎士
・竜騎士
Sランク級の面々は全てがこれらの上級職に属している。
そして、広大な競技場のコートの中、Sランク級冒険者に付き従うAランク級の冒険者達。
その半数は上級職で、いつかはSランク級冒険者を目指してやろうと言う上昇志向の連中だ。
そして、Aランク級の残りの半分は通常の職業。
つまりは教皇の命令に従い、優先的に集められた――悪魔祓い師と魔術師。
通常、これらの通常職ではSランク級にまでは物理的に上り詰める事が出来ないのが定説とされている。
理由は単純で、彼等のレベルアップボーナスは10ポイントで、上級職は15ポイントなのだ。
あるいは、彼らがAランクであると言うだけで、それは筆舌に尽くしがたい修練と僥倖に恵まれた結果だと言えるだろう。
そして現在、競技場内は得体の知れない何かをに対する迎撃態勢が敷かれている。
Sランク級冒険者の近接職が異世界転移魔法陣に最も近い場所に陣取り、賢者も含めた残りの連中は魔法陣から離れる事200~300メートルと言った風。
――教皇曰く、今回のメイン火力は――魔術師と、そして悪魔祓い師。
魔術師が上級職である賢者に勝るのは、職業の固有スキルである『攻撃特化』と言うただその一点である。
魔術師は――魔法攻撃が2倍となる職業スキルを持っていると、まあ、そう言った次第。
教皇から彼らに伝えられた作戦は単純明快なものだった。
まず、悪魔祓い達師が、この世界に到達した瞬間に、『邪なる者』の動きを一時的に封じ込める。
そして、魔術師連中が動けぬ『邪なる者』に、魔法を放ち圧倒的火力で一気に殲滅を行う……と。
そして、残りのSランク級の面子の仕事は、彼らが仮に対象を撃ち漏らした時、弱った『邪なる者』に対し柔軟的な戦術を取り、そして葬り去ると、そういった次第。
殺気だったSランク、Aランクの面々、男達の放つ汗臭い無骨な雰囲気の中――場違いな一組の男女がいた。
「……うぅ……初めての実戦……緊張するなぁ……」
全身を蒼銀色の鎧で身を包んだ、見た目の頃は10か11程度、銀の長髪の少女はそう言った。
「お嬢様は、後方で、ただそこにいるだけで良いのです」
白髪の執事姿の男は、勇者アリシアをたしなめるようにそう言った。
「って言ってもさ……」
「お嬢様は持っているのですよ……勇者たる証明のパッシブスキル――銀の聖闘気を」
――銀の聖闘気。
勇者だけが扱う事の出来る、職業固有のユニークスキル。
それは例え順平のスキルハントの能力でもカード化して扱う事は出来ない、唯一無二のスキルでもある。
その効果は、ざっくばらんに言ってしまうと、人間以外の全ての生物のステータスを、結界内で半減させると言う……いわゆる、チートスキルである。
「でも……ボクだけが後方支援なんて……」
うぐぐ、と何やら思う事のあるらしいアリシアに、執事姿の男は優しく笑いかけた。
「お嬢様はまだ幼いのです。今は……ご自分の出来る事をして、討魔は……周囲の人間にお任せなさい」
「いや、それは分かってるんだけどさ……どうにも、腑に落ちないと言うか……」
「貴方様は確かにステータス上の職業は勇者です。けれどまだ、実力と言う意味では中身は伴っていません。そこについて、これ以上説明が必要でしょうか?」
「いや、それは痛いほど知ってるけどさ……? でも、これだけの人数が、決死の覚悟で集められてるんだよ? それなのに、ボクは最悪の場合、いの一番に撤退の指示も受けてるし……」
「アリシアお嬢様?」
「何?」
アリシアを抱きしめると、執事姿の男は彼女の頭を優しく撫で始めた。
「貴方は勇者なのですよ? 何者にも代替できません。ここ最近の異世界よりの来訪者は、全て、勇者としての資格を持ち合わせていませんでした。けれど、貴方はこの世界の住人でありながら、神に祝福されたのです……魔王を倒す事の出来る可能性があるのは……そう、貴方のみです」
だから、と続けた。
「貴方様を、今の段階で……人類は失う訳にはいきません」
執事姿の男の胸の中で、アリシアはまつ毛を伏せた。
「でも……何だか……本当にお飾りだけみたいで悔しいよ」
「よろしいのです。貴方はただここにいるだけで、一騎当千……そのスキルを持っているのです。それ以上を望まれるのであれば……今後、精進されるがよろしい」
「うん……そだね」
と、そこで、競技場内の芝生に描かれた白線――つまりは魔法陣が、ドス黒く発光した。
「黒光……?」
アリシアの問いかけに、執事姿の男が忌々しげに吐き捨てた。そして、フォーマルジャケットの懐に隠していた短剣に手を伸ばし、確認するかのようにその感触を確かめる。
「……古来の日本で言う所の……禍津神。アレはケガレを体現した――紛れも無き邪神の類です……。あれは……狭間の迷宮を……あそこを闊歩するような……そういう類」
「日本? 迷宮?」
そこで、男ははっと息を呑み、首を左右に振った。
「それは今後……『魔王』を相手にすれば良いだけの……お嬢様には、知る必要も無い事です。お気になされずに……」
そして――黒い稲光とでも表現するのが一番適切なのだろうか。
全身の毛穴を粟立たせるような、微力の静電気と共に、一面を冷たい空気が包んだ。
――来る。
ここのいる者は、アリシアを除いて、誰しもが幾度もの死線を越えている。
その彼等の全員が、何となしの違和感を感じていた。
自分たちは教皇の勅令で集められた、栄誉ある立場にいる……そう、とびっきりの腕利き達であるはず……。
そんな自分たちが、今、この場にいるのが場違いのような……あるいは、遠い記憶の彼方、一人で生きる事すら出来ぬ、赤子頃に戻ったかのような。
彼等の感じた違和感の本質は、そういった無力感なのだが、はたしてこの場の何人がそこに気付くことが出来たのだろうか。
――そして、いつの間にか、魔法陣の中心にはソレがいた。
白のワンピースにフチの長い白い帽子。
モデルのような異様に長い手足に、腰までの絹の黒髪、均整の整ったスタイルに顔の造詣。
ただ一つ、身長240センチで有る事を除けば――非の打ちどころの無いような美人だった。
「……ぽっ」
女が言葉を発すると同時、悪魔祓い師達が彼女に向けて手に持った十字架を掲げる。
すると、無数の白銀の鎖が彼女の周囲の空気中に形成され、その長身の体に幾重にも幾重にも巻き付いていく。
――そして。
まず、閃光が走った。
次に、爆音が響いた。
そして、熱風が一面を覆った。
周囲は爆炎が形成した赤い光に埋め尽くされていた。
それは魔術師たちによる、上級魔法の斉射。
邪なる者が現れる数時間前から呪文を詠唱し、己が身に潜む魔力を極限までに練りに練り上げ、高めに高めた火球呪文。
魔法陣の中心部分、4メートル×5メートル程度の範囲に集中させ、鉄を気化させ、あるいはプラズマ化させるような――灼熱の業火だった。
――良しっ! と、一同に弛緩した空気が流れる。
何しろ、初っ端の、不意打ちでの魔法が、その全てがモロに入ったのだ。
例え、相手が魔王であっても、魔法に対する防御術式を組まない内にこれを受ければ――討ち取れるかもしれない、それはそういう次元での攻撃だった。
ただし、それ以上での次元のレベルでは、当然のごとくに、その限りに非ず。
そして……長身の女は、そのレベルに存在する化生の類では無い。
――確かに、それは不意打ちだった。
――確かに、それは直撃だった。
――更に言うと、確かに、相手側が防御の挙動を取った形跡は……一切無かった。
そうして、競技場内に一陣の風が吹き、爆発による煙が晴れていく。
そして。
まるで、そうしているのが当たり前かのように――そこには、微動だにせず、微笑を浮かべている長身の女が立っていた。
その光景を最も近いから目の当たりにした彼等――前衛に陣取っているSランク級冒険者達の間に動揺が走らなかったと言えば嘘になる。
彼らの表情は確実に引き攣り……いや、その引き攣った表情を無理矢理にポーカーフェイスで塗りつぶし、彼らは各々の武器を手に手に、長身の女へと突撃を敢行した。
――初手でしくじれば、後の先を取るのが彼らの仕事。後の事は臨機応変に……それが教皇の指示だったのだから。
まず、竜騎士の槍が女の頭部に命中した。
しかし、女の額からは血の一滴も出ない。そのまま、女は自らに接着している槍を手で掴み、そして――片手で竜騎士ごと持ち上げ、地面に叩き付けた。
パキョっ。
卵の割れるような冗談のような音と共に、竜騎士の頭蓋は脳漿をぶちまける。
そして、背後から全身を黒の甲冑に身に包んだ――暗黒騎士が女に忍び寄り、首筋の動脈に向けて剣を一閃。
――暗黒騎士と竜騎士は、阿吽の呼吸で連携攻撃を行っていたのだ。
この長身の女は、通常のモンスターでは無く……規格外だ。そうであるとすれば、犠牲は必須。
竜騎士は犠牲を自ら買い、その心意気を暗黒騎士は引き受けた。
竜騎士の作った隙を、最大限に活かし、怪異の背後を取り……そして、不意をついた渾身の一撃で、仕留める……と。
確かな手ごたえ、皮膚から数ミリ下の、大動脈を確かに捕えたはずだったが……女の皮膚に1ミリの傷をつける事もできない。
一瞬だけ、その結果に固まった暗黒騎士の頭部を、女は鷲掴みにした。
――アイアンクロー。
アダマンタイト鉱石から精錬された最高レベルの強度を誇る兜ごと、アルミ缶を握りつぶすかのごとくに中身ごと圧縮される。
ブチュ。
腐ったトマトを潰すかのごとくに、汁の飛び出す不細工な音。
そして、亡骸はその場に無造作に投げ捨てられた。
「嘘……だろ?」
誰が言ったか分からない。
けれど、その言葉を皮切りにその場の全員から統率と言う概念が完全に消失した。
前衛職のSランク冒険者――その、ある者は逃走し、そしてある者は連携もクソも無い無謀な突撃を仕掛け、カウンターを腹部に喰らい、臓物を口から垂れ流す結果となった。
後衛職のAランク冒険者――半数はやはり逃走し、そして残る半数は個人個人で長身の女に向けて魔法を放った。
集団である事の有利を活かそうともしない、無機質的な単発の攻撃の数々、あるいは逃走。
彼らはまさに烏合の衆と化し、パニック状態となっていた。
そんな中、長身の女は――自分に攻撃を仕掛けてくる連中に眉を潜める。
そして、魔術師達の群れの中に突っ込み、手を振るい始めた。
その腕を動かす速度は神速。
あるいは、ハタから見ていればそれは千手観音のように見えたかもしれない。
パンッ、パンッ、パンッ、パンッ。
頭蓋骨の弾ける、重苦しく、そして軽い、湿っぽく、そして乾いた――そんな非現実的な音。
やっている事と言えば、それは冒険者達の頭蓋骨を粉砕しているだけなのだが――ただし、それが超高速をなると、見た目のインパクトからして大いに違う。
女が腕を振る。
その度に、数人の頭蓋が、地と脳漿の華を咲かしていく。
女が腕を振る。
その度に、百戦錬磨の男たちが悲鳴と共に命を散らし、そして逃げ出していく。
血と、脳漿と、臓物と、そして男たちの悲鳴と。
競技場内には、死の嵐と阿鼻叫喚が吹き荒れていた。
、そんな光景を見ながら、幼き勇者アリシアは目を見開いてこう言った。
「どういう事……?」
しばし考え、執事姿の男はアリシアに尋ねた。
「この惨状が……でしょうか?」
ううん、とアリシアは首を左右に振った。
「そこは死んだ人たちについて思う事はあるけど……でも、この瞬間に限っては……どうでもいいよ。そりゃあ……圧倒的な敵と対峙すれば……こうなるんだからさ。でも……力量差があるにしても……幾ら何でも、最初の魔術師たちの怒涛の攻撃……あの……みんなの攻撃が……一切……通ってないってコト? あり得ないよ」
そこで、執事姿の男は満足げに頷いた。
「――よろしい、最初に言っておくと……この戦は勝てません。けれど……仮に勝てる可能性が有るのであれば……勝つために……あるいは、撤退の判断を下すために貴方が注視すべき点はそこです。ただ、そこだけです。そしてご明察です、通常、あの攻撃をまともに受けて、無傷でいられる生物は……私の知る限りですらありえません」
「じゃあ、何で?」
「アレは……高いレベルでの通常攻撃無効のスキルを持っております」
「攻撃無効……?」
「奴は……神の眷属。ソレを葬り去るには神殺し……この世界には現存しない、その武器が必要と言う事です」
「……神……殺し?」
小首を傾げたアリシアに、執事は柔和な笑みを浮かべた。
「無駄話が過ぎましたな。まあ、魔王相手には必要の無い物です。と、まあ、そんなこんなで……敗色濃厚ですね、お嬢様」
そこでアリシアは首を左右に振った。
「ちょっと……敗色濃厚って!!? ボクはまだ何もしてない……だからまだ……負けは認めない……っ!」
「お認めなさいな」
「ならば……ボクが前線に出るっ! 銀の聖闘気……その常時スキルも、前線に近づけば……もっと効果も出て、みんなの援護になるはずだからっ!」
「お嬢様?」
「何?」
そこで、執事は諭すように彼女に言い聞かせた。
「……蛮勇と勇気。ただの犬死と、崇高な覚悟と意志のある神風特攻は……全く異なるものなのですよ? そして何より、私はいかなる理由があっても……今はまだ、未熟な貴方に、自分の生き死にを賭けてもらいたくはありません」
抗弁するように、アリシアは抱えられながら、頬を膨らませた。
「でも、それでもボクは……人が死んでいくのを見る事は耐えられないっ! って、ちょっと……オイっ! 離してよっ!」
アリシアの、140センチに満たぬ小柄な体を小脇に抱え、執事は少しだけ楽しげにそう言った。
「お嬢様? 貴方の命は軽くないのです……貴方の自由意思で自らの生死を天秤にかけるには……後、5年程のご辛抱を――ご免っ!」
頸椎に的確に入れられた手刀。
アリシアは瞬時に白目を剥き、そのまま意識を失い、ぐったりとした感で執事姿の男に抱えられながら、戦線から離脱していく。
そうして、アリシアを抱えた黒の燕尾服姿の男は、どこかへと消え去ってしまった。
そして残されたのは――地獄絵図と化した虐殺の光景だった。
第一に、前線の壊滅。
そして、最初から、危険があれば一番に撤退するように……と、指示を出していたとはいえ、勇者の戦線離脱。
これは、その場にいる全員――教皇も含めて、その精神にかなりの動揺をもたらした。
何故なら、眼前に咲き乱れるは死の華の数々。
鉄の臭いに彩られた血液の香りと死骸。
それはこれから加速する、全滅へと向けた死の演舞のプレリュード。
競技場コート内の最後列から事態を眺めていた教皇は自らの本日の行動を反芻する。
打てる手は打ったはずだ……と彼は思う。
やれることはやったはずだ……と再度思う。
けれど、それでも届かなかった。
――絶望的に、完膚無きまでに、どうしようもなく……眼前の怪異には、届かなかった。
そして。
ゆっくり、ゆっくりと、無駄に大きい歩幅で――この場での、全ての相殺与奪権を握っている女が近づいていくる。
――この場の、全ての生命に、終わりを告げる者が――近づいてくる。
ああ、これは夢だと彼は思う。
そこで、彼の今までの運命が、彼の頭の中に走馬灯のように流れた。
彼は、遠方の異教徒共との小競り合い――その全てに、教圏内の連合諸国を率い、そして対峙し……勝利を収めた。
聖都の勅命に非協力的な、西方の島国のルーカス王すらも、断罪の上で自分の眼前で頭を垂れさせた。
自分は人間界の……この世の全てを手中に握っていると主張しても……過言では無い立場にいる。
そんな自分が――呆気も無く、唐突に、前触れなく――消えようとしている。
――ぽっ、ぽっ……ぽっ。
笑っているのか、鳴いているのか……良く分からない声色が近づいてくる。
スタッ、スタッ、スタッ。
妙に軽い足音が周囲に軽快に響き渡り、そして近づいてくる。
ああ、と彼は悟る。
そして、あまりにも場違いな事を思っていることに気付いて、自嘲気味に笑った。
それはつまりは――
――今現在、自分に向かって、歩を進める死神は――何と美しいのだろうと。
正に、それは殺戮の天使。いや……あるいは、それは死と腐臭の女神――こんな女に屠られるならば……あるいはそれも本望か。
それが、彼女の持つ魅了スキルの影響だったのか、あるいは彼自身の本心からの気持ちだったのか……それは誰にも分からない。
グシャリ。
この世界で最大の宗教を治める、その長の頭蓋骨は――やはり、他の人間のそれと変わらず、長身の女に、それはさながらマシュマロのように握りつぶされた。
そして――八尺様は、その場に蠢く全ての生物の息の根を絶ち……狭間の迷宮へと向かった。
そしてついに、次回、迷宮内でボーイミーツガールです。
+注意+
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