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【プロ野球】

吉川「高い志を持ってやる」 竜に感謝Gに恩返し

2014年11月15日 紙面から

入団会見で新天地での飛躍を誓った巨人・吉川=東京・大手町の球団事務所で(川越亮太撮影)

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 巨人は14日、中日を戦力外となった吉川大幾内野手(22)の獲得を発表した。吉川は同日、東京・大手町の巨人球団事務所で契約交渉し年俸550万円で合意。背番号は68に決まり、記者会見した吉川は「期待に応えたい。チームの力になりたい。全員がライバル」と新天地での完全燃焼を誓った。

 心機一転、東京でやり直す。吉川の心は新天地に飛んでいた。15日から秋季キャンプに参加することも決定。新たな野球人生の一歩を踏み出した男はひとつひとつの言葉に強い決意を込めていた。「一度死んだ身。新たな気持ちで、高い志を持ってやっていきたい」と吉川。ユニホームに袖を通すのは15日までお預けとなったが、心はすでにG戦士。「このチームに恩返しをしたい」。中日を戦力外となった失意の身を拾ってくれた巨人での活躍を誓った。

 気後れはない。1軍定着に向け、まずは足でのアピールを試みる。お手本にしたい選手もいる。代走のスペシャリスト・鈴木だ。来季からつける「背番号68」はくしくも鈴木が1997年から10年間、背負っていた数字でもある。大きな縁を感じる吉川。早くも弟子入りを志願した。

 「まずは周りを見て盗んでいって、分からないことは聞いていきたい」

 原監督は期待をかけている。ジャイアンツ球場で吉川の話を振られると「若くて可能性を持つ選手。まだ、伸びしろはある」と対面を心待ちにした。そんな吉川の胸にはもちろん、竜への感謝もある。「プロの世界に導いていただいたのがドラゴンズ。巨人で成長することが恩返し」。ゼロからの再出発。吉川は新たな姿を求めて、道を歩んでいく。 (川越亮太)

(金額は推定)

 

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