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サイ・ゴダード(3月18日)
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【プロ野球】金子5イニング3失点も… メジャーが太鼓判2014年11月15日 紙面から
◇日米野球<第2戦>日本8−4MLB「2014 SUZUKI 日米野球」は14日、東京ドームに舞台を移して第2戦が行われ、日本代表が米大リーグ(MLB)オールスターチームに8−4で勝ち、2連勝を飾った。日米野球での開幕2連勝は2002年以来。日本代表は3−3の4回にソフトバンク・柳田悠岐外野手(26)と広島・菊池涼介内野手(24)の連続適時打で2点を奪うと、6回にも菊池の適時打で1点を加えた。オリックス・金子千尋投手(31)は5イニング3失点だった。15日の第3戦と16日の第4戦は東京ドーム、第5戦は18日に札幌ドームで開催される。20日には沖縄セルラースタジアム那覇で親善試合が行われる。 金子が失投を悔やんだ。2回無死一塁、5番モーノーにフルカウントから投じたシュートがスーッと真ん中に入る。「ストライクをとりにいってしまった。甘く入ったら、しっかりとらえられる」 バックスクリーン右に飛び込む豪快な2ラン。メジャーのパワーを痛感させられた。とはいえ、完璧にとらえられたのはその1球ぐらい。5イニングで3失点したが、許した安打はわずか3本。投げ慣れないメジャー球を操り毎回の5三振を奪った。「相手バッターを見たら硬くなってしまう。シーズン通りの自分のピッチングができたらいいと思っていた」と振り返ったように、持ち味は発揮した。 際立ったのはチェンジアップ。落ちるのが早すぎてワンバウンドになることが多かったスプリットの代わりに使い、面白いように空振りを誘った。「チェンジアップがうまく使えて、他の球も生きた」。精度の高い変化球を何種類も駆使する右腕の面目躍如だった。 11日に「すべての可能性を考えたい」と国内フリーエージェント(FA)権の行使を宣言した。一方で、10月には渡米してワールドシリーズを生観戦。ポスティングシステム(入札制度)を利用したメジャー移籍も視野に入れているとされる。 「日米野球中なので、まずはそこに集中したい。中途半端な気持ちで、試合で投げたくない。終わってから、しっかり考えたい」と周囲の雑音をシャットアウト。小久保監督が前日に「本人の野球人生で一番注目される登板になると思う」と推測したように、日米両球界の耳目を集めるマウンドだった。 試合後、今後の身の振り方を問われると「投げている最中も今も、そんなに考える余裕はなかった。まだしっかり考えていない」と答えた。今回の侍ジャパンとしては20日の親善試合(那覇)まで。メジャーリーガー相手に投じた67球を判断材料に、チームと行動をともにしながら熟慮を重ねる。 (小林孝一郎) PR情報
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