ブラウザごとのユーザーエージェント変更方法まとめ、Chrome/Firefox/Safari/IE/Opera
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各ブラウザ(Chrome/Firefox/Safari/IE/Opera)ごとのユーザーエージェント変更方法をまとめました。知っていると何かと便利ですし、ブラウザチェックにも活用できるものもあります。拡張機能なしでも切り替え可能なブラウザ、拡張機能ありの方が便利なブラウザがあるため、拡張機能あり・なしの方法をそれぞれ解説していきます。
ユーザーエージェントとは?
ブラウザの判別や携帯の機種識別に利用するため、Webブラウザは個別のユーザエージェント文字列を持っています。例えば、Chrome11であるなら「Mozilla/5.0 (Windows NT 6.0; WOW64) AppleWebKit/534.24 (KHTML, like Gecko) Chrome/11.0.696.16 Safari/534.24」といった具合です。
このユーザエージェント文字列を変更出来れば、例えばFirefoxやIEは勿論のこと、iPhoneやAndroidのふりをさせて、その環境での利用画面を使うことが出来ます。
※現時点での最新のバージョンでのTipsですので、下位バージョンは機能がなかったり少し表示が異なる場合があります。
Chromeのユーザーエージェント変更方法
実行環境:Chromeバージョン23.0.1271.97
【拡張機能なし】
Google Chromeではデベロッパーツールからユーザーエージェントの変更が可能です。まずはユーザーエージェントを開きます。ページで右クリック→「要素を調査」、ショートカットなら「Windows:Ctrl+Shift+C」「Mac:command+shift+C」、または「設定(レンチアイコン)」→「ツール」→「デベロッパーツール」を開きます。
デベロッパーツールを開いたら、右下の「Settings(歯車アイコン)」をクリックし、「User agent」を選択します。「Override User Agent」にチェックを入れるとユーザーエージェントを切り替えることができます。ユーザーエージェントをプルダウンリストから選択し、ページを再読み込みすると適用されます。デベロッパーツールを開いた状態でのみ有効となるため、閉じると設定が元に戻ります。デベロッパーツールを開くと、閉じる前に選択していたユーザーエージェントに切り替わります。「Other」を選択すると入力欄に任意のユーザーエージェント文字列を入力することができます。WindowsでもMacでも同じです。
【拡張機能あり】
Chrome拡張機能の「User-Agent Switcher for Chrome」を使えばもっと簡単にユーザーエージェントが変更できます。
詳しい使い方は別記事で解説しています。
Firefoxのユーザーエージェント変更方法
実行環境:Firefoxバージョン17.0.1
Firefoxはabout:configを使ってユーザーエージェントを変更する方法がありますが手軽な方法がないので、アドオン(拡張機能)の「User Agent Switcher」を使います。
インストール後、「ツール」→「Default User Agent」からユーザーエージェントを変更できます。ツールバーのカスタマイズから、「Default User Agent」をツールバーにドラッグ&ドロップしてアイコンを追加しておくと便利。WindowsでもMacでも同じです。
Safariのユーザーエージェント変更方法
実行環境:Safariバージョン5.1.7
Safariでは拡張機能なしでユーザーエージェントを変更できる機能があります。デフォルトではメニューに表示されないので最初に設定を変更する必要があります。
【Windows】
右上の「一般設定のメニュー(歯車アイコン)」から「設定」を開き、
「詳細」タブ内の「メニューバーに”開発”メニューを表示」にチェックを入れます。すると「メニュー」に「開発」の項目が追加されます
「メニュー」→「開発」→「ユーザーエージェント」で切り替えることができます。選択すると自動で再読み込みしてくれます。
【Mac】
Macはメニューバーから「Safari」→「環境設定」をひらき、
「詳細」タブから「メニューバーに”開発”メニューを表示」にチェックを入れます。するとメニューバーに「開発」が追加表示されます。
メニューバーの「開発」→「ユーザーエージェント」で切り替えができるようになります。
IE(Internet Explorer)のユーザーエージェント変更方法
実行環境:Internet Explorerバージョン9.0.12
【拡張機能(アドオン)なし】
IEではIE7とIE8に切り替えられる機能がついています。
右上の「設定(歯車アイコン)」→「開発者ツール」を選択します。もしくは「F12」キーで開きます。
メニューから「ブラウザーモード」を選択するとIE7とIE8にユーザーエージェントが切り替えられます。他のブラウザのユーザーエージェントには切り替えられません。
「ブラウザモード」「ドキュメントモード」については別記事で解説しています。
【拡張機能(アドオン)あり】
デフォルトではIE以外のユーザーエージェントに切り替える機能がないため、拡張機能(アドオン)の「UAPick User-Agent Switcher」を使う方法もあります。
インストール後、メニューの「ツール」→「Set UA String」からアドオンを起動します。
各ブラウザのユーザーエージェントに切り替えることができます。
Operaのユーザーエージェント変更方法
実行環境:Operaバージョン12.12
【拡張機能(Dragonfly)】
Operaではデフォルトでインストールされている拡張機能・Drafonflyにユーザーエージェント書き換え機能があります。
右クリックから「要素を検証する」を選択する、またはショートカット「Windows:Ctrl+Shift+C」「Mac:command+option+C」でDragonflyを開きます。「ネットワーク」→「ネットワークオプション」を開き、「ヘッダを全体的に上書きする」にチェックを入れるとユーザーエージェントが変更できます。
WindowsでもMacでも操作は同じですが、なぜかWindowsではユーザーエージェントが切り替わりませんでした。Macはうまく切り替わったのになんでだろ?
どうでもいいのですが、Dragonflyのキャッチコピーって「解き放たれた新しいプレデター」なんですね。Dragonflyってトンボですやん。プレデターは「捕食者」って意味があるので、巨大トンボが襲いかかってきたら恐怖ですが。
【拡張機能(User Agent Changer)】
拡張機能「User Agent Changer」を使ってユーザーエージェントを書き換えることもできます。
インストール後、ツールバーの「ser Agent Changer」のアイコンを選択し、「Custom User-Agent」に任意のユーザーエージェントを入力して保存すると書き換えられます。
ユーザーエージェントは以下のサイトで一覧にまとめてくれています。
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