和食:文化遺産登録 ユネスコが文科相に認定書授与

毎日新聞 2014年11月09日 15時13分(最終更新 11月09日 15時25分)

授与された認定書を手に記念撮影に応じるユネスコのボコバ事務局長(中央)と下村文科相(左から2人目)=名古屋市千種区の名古屋大学で2014年11月9日午後0時3分、山口政宣撮影
授与された認定書を手に記念撮影に応じるユネスコのボコバ事務局長(中央)と下村文科相(左から2人目)=名古屋市千種区の名古屋大学で2014年11月9日午後0時3分、山口政宣撮影

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された「和食 日本人の伝統的な食文化」の認定書の授与式が9日、名古屋市内であり、ユネスコのイリーナ・ボコバ事務局長が、下村博文文部科学相らに認定書を手渡した。

 ボコバ事務局長は、「日本は文化遺産の擁護者として模範的。和食の保護や普及に努めようと、多くの日本人が愛情を示してくれた」とあいさつ。下村文科相は「和食が次世代に着実に継承されるように、食育の推進に取り組むことを約束します」と応えた。

 政府は2012年、「和食」の登録を提案。昨年12月にユネスコの無形文化遺産保護条約政府間委員会で登録が決まった。【森有正】

最新写真特集