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小保方さんヒラ研究員に 理研が再編発表

 理化学研究所は14日、STAP細胞問題の舞台となった神戸市の発生・再生科学総合研究センターを21日付で再編すると発表した。竹市雅俊センター長は退任し、小保方晴子氏は研究ユニットリーダーから、理研本部のSTAP検証実験チームの一研究員となる。

 名称を「多細胞システム形成研究センター」と変え、2015年3月をめどに新センター長を決める。それまでは柳田敏雄・生命システム研究センター長が職務を代行、竹市氏は特別顧問に就く。

 新センターでは、研究室が所属するプログラムを4つに再編し、40あった研究室を20に減らす。小保方氏が運営していた研究室も廃止される。職員は439人から329人となる。高橋政代プロジェクトリーダーらによる人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った世界初の網膜再生の臨床研究は、引き続き進める。野依良治理事長は「発生再生科学分野の研究開発をより強力に推進する」とのコメントを発表した。

 理研は研究不正の再発防止に向け、8月にセンターの解体的出直しなどを盛り込んだ行動計画を策定していた。

 [2014年11月15日9時37分 紙面から]

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