女優・新垣結衣(26)が主演し、8日に公開された映画「トワイライト ささらさや」が、週末2日間(8~9日)の観客動員ランキングで初登場1位となった。
新垣が映画の主演を務めるのは、2010年公開の「ハナミズキ」以来。「ハナミズキ」は30億円近い興行収入を記録するヒットとなった。「トワイライト――」も公開直後に1位になったということは、順調に大女優への道を歩んでいると言えそうだが…。
映画関係者は「1位といっても、関係者にとっては手放しに喜んでいい状況とは言えない」と指摘する。というのも1位とはいえ、興収は、それほど多いとは言えないためだとか。
同映画は、全国合計264スクリーンで公開され、2日間の興収は1億800万円を少し超えた程度。新垣が前回主演した「ハナミズキ」は、公開直後の2日間で約4億円もの興収があった。
「前作に比べると、わずか4分の1しか入っていないわけですから。1位だからって、とても喜んでいられない」(同)
ちなみに興収1億800万円とは、どの程度の客入りなのか?
昨年公開された「ダウンタウン」松本人志(51)が監督した「R100」は223スクリーンで、公開直後の2日間の興収は5282万円だった。「『R100』は“大コケ”と言われたが、『トワイライト――』はその約2倍。もちろんコケてはいないけど、1位でもヒットとは言いづらいところ」(宣伝会社スタッフ)
最近の映画界は、全体的に観客動員が落ちているという。「秋に公開され“ヒットした”と言われる『近キョリ恋愛』や『ふしぎな岬の物語』も、公開直後の2日間で興収2億円を超えられなかった。今年は『アナと雪の女王』が大ヒットしたけど、それ以外はほとんどダメ。特に邦画は厳しい」(同)
決して新垣の演技が悪いわけではないだけに、何とか巻き返してほしいところだ。
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