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 全国屈指のロボットリハビリテーション外来が、佐賀大学医学部付属病院(佐賀市)で本格稼働している。人間によるリハビリに比べ、よりポイントを絞った機能回復訓練が期待できるという。6種類のロボットが、脳卒中の患者たちの社会復帰を助けている。

 腕の筋肉の電気信号に反応して動く「義手」や、腰から足にかけて装着して体を動かそうとする微弱な信号をセンサーで読み取って歩行を助けるロボット――。同病院のリハビリテーション科に10月に開設されたロボットリハビリ外来では、患者は6種類のロボットを選べる。

 従来のリハビリを終えた脳卒中患者で、手足の動きをもっとよくしたいと考える十数人が来院。1日6人ほどが1人1時間、交代で取り組んでいる。患者の状態にあわせてロボットを使い分け、1クール1カ月~1カ月半の計画だ。