映画で広がる音楽♪

大好きな映画と音楽の記録です。

♪Blackbird / The Beatles

Category: UK, Men, Folk
Album: The Beatles(1968)



ビートルズの曲の中でもとても好きな曲、「ブラックバード」。
曲をつくったのはポール・マッカートニーPaul McCartney)ですが、作詞に貢献があるとかでジョン・レノンJohn Lennon)とのダブルクレジットになっています。


アルペジオの美しい音色は、J. S. バッハの「Bourree in E minor Lute Suite(BWV 996)」から影響を受けたそう。
またマッカートニーは、1960年代後半において南部アメリカで人種的緊張と戦っていた黒人に影響され、この曲を書いたそうです。
「鳥」はイギリスのスラングで「少女」を指すそうで、標題曲「黒い鳥」は「黒人女性」の暗喩であるとか。
Blackbirdは「クロウタドリ」と訳されるそうですが、下の訳中ではあえて「黒い鳥」のまま書き下しています。

Blackbird singing in the dead of night
Take these broken wings and learn to fly
All your life
You were only waiting for this moment to arise
 夜が死ぬときに 黒い鳥が歌っている
 壊れた翼を羽ばたかせ 飛ぶんだ
 生きている間ずっと
 君はただこの瞬間が起こるのを待っていたんだろう


Blackbird singing in the dead of night
Take these sunken eyes and learn to see
All your life
you were only waiting for this moment to be free
 夜が死ぬときに 黒い鳥が歌っている
 窪んだ目を使って 見るんだ
 生きている間ずっと
 君はただこの瞬間が解き放たれるのを待っていたんだろう


Blackbird fly, Blackbird fly
Into the light of the dark black night.
 黒い鳥が飛んでいく 黒い鳥が飛んでいく
 真っ暗い夜の闇に浮かぶ 光の中へと


他のビートルズ曲と同様、多くの人からカバーされているこの曲。
お勧めはサラ・マクラクラン版とクリス・コルファー版。
サラ版は映画『アイ・アム・サム』(2001)で挿入歌として使用されています。私はこのバージョンがとても好きで、高校の頃には目覚まし音楽に使っていました。
クリス版は、アメリカのテレビドラマでお馴染み『Glee』のシーズン2に登場します。
オリジナルもカバーも、優しい眼差しで鳥の行く先を見守るような音楽にぴったりの穏やかさで歌っています。


Sarah McLachlan Ver.        Chris Colfer Ver.
  


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