11月12日、1stアルバム『アップルミント』をリリースした内田彩。
11月12日、「ラブライブ!」の南ことり役などで人気の声優・内田彩が1stアルバム『アップルミント』をリリース。それに先がけて11日に池袋サンシャインシティ・アルパ噴水広場で発売記念イベントが行われた。『アップルミント』は内田にとって初の本人名義のCD。イベントでは、そんなCDについて内田が本心を明かしていた。
ステージに登場した内田は、会場につめかけた約2000人のファンに「わ~、すご~い!」と感激した様子。そして、ソロデビューについて「CV(キャラクターボイス)ではなく、個人としての声で人前に出ることに不安があったけど、こんなにたくさんのファンのみなさんに囲まれて、今までやってきて良かったと思う」と感謝。1stアルバムについて「私の名前“彩”ように、いろいろな感情、歌声が表現できたので、デビューアルバムにぴったり」と満足げだった。
“HMVうっちー”は右から二つ目。
続けて、全国のショップに展示されている5体の等身大“うっちーパネル”がステージに登場。パネルは、内田彩がタワーレコードやアニメイトなどの店舗服を身にまとったものだ。内田はそんなパネルを見て「ポケットに入っているハサミはマネージャーさんの私物です(笑)」など、プチ情報を披露し会場の笑いを誘っていた。また、一番気に入った店舗服を聞かれた内田は「HMVですね。唯一、エプロンじゃなかったので(笑)。聞いたところによると、ポロシャツを(スカートに)インして着た人は初めてだったとか」と、おしゃれに対するこだわりを見せた。
そして、イベント前日に群馬県出身の内田が“ぐんま観光特使”に任命されたことが発表されると、会場からは大きな拍手が。続いて内田は「悲願の『ゆるキャラグランプリ』1位を獲得した“ぐんまちゃん”と一緒に、群馬の魅力を広めていきたい」と抱負を述べた。また、群馬の魅力について「群馬県は自然が豊か。群馬県はすごい名産とかすごい観光名所があるわけではないけど、のんびりゆったりしたところが良いところだと思います。みんなゆる~っとしているので、ついつい時間が経つのを忘れてしまう」と語る。そして、スタッフから尾瀬の水芭蕉があしらわれた委嘱状を受け取ると、会場からはさらに大きな拍手が起きた。
当日は2000人ものファンが集まった。
トーク後に行なわれたミニライブでは、「アップルミント」「Sweet Rain」「ドーナツ」の3曲を披露。会場につめかけたファンを魅了した。
内田は、イベント後の囲み取材で「自分自身の名前で活動するのは初めてで不安もあったけど、スタッフのみなさんに助けられて、ものを作るのは楽しいなと実感しながら、アルバム制作ができました。そんな作品が世に出る時に、こんなにたくさんのファンのみなさんに祝ってもらえて夢のよう」とあらためて1stアルバム発売の感想を語り、発売日(12日)の過ごし方を聞かれると「あまり実感がないので、意外と落ち着いて過ごしてるかも(笑)。でも、みなさんの反応を知りたいので、Twitterを見たり、CD屋さんに行って『あっ! 買ってくれてる!』って、こっそりのぞいたりするかも(笑)。先日、主役を務めたゲームの『絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode』が発売された時は、秋葉原に見に行きました(笑)」と発売日に対する期待を膨らませていた。
そんな内田彩の『アップルミント』はオリコンのデイリーCDアルバムランキング(11日付け)で、初登場7位にランクイン。本人も自身のTwitterで「たくさんの人と発売の喜びを分かち合えて、本当に幸せに思います。」と喜びの声を上げていた。初の本人名義のCDとなった内田彩の『アップルミント』。ぜひ、手にとってみてはいかがだろうか。
(取材・文/小林ぴじお)
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