アシアナ航空 事故受けた処分に反発

11月14日 20時47分

韓国のアシアナ航空の旅客機が去年７月、アメリカ・サンフランシスコで着陸に失敗して炎上し３人が死亡した事故で、韓国政府は１４日、アシアナ航空に対しサンフランシスコを結ぶ路線を４５日間運航停止とする行政処分を決めましたが、会社側は懲罰的だなどとして再審議を求める方針を示しました。

この事故は去年７月、韓国のアシアナ航空の旅客機がサンフランシスコの空港で着陸に失敗して炎上し、中国人の女子高校生ら３人が死亡、１８０人以上がけがをしたものです。
韓国の国土交通省は１４日、インチョンとサンフランシスコを結ぶ路線について、４５日間運航停止とする行政処分を決めました。
これに対しアシアナ航空は、外国人を含む多くの乗客が利用する路線であるにもかかわらず、処分は利用客がこうむる不便を考慮していないうえ、懲罰的な制裁は安全の増進に役立たないなどとして再審議を求め、こうした主張を積極的に展開していく方針を示しました。
アシアナ航空側は課徴金を科すにとどめるよう求めており、これは運航停止になった場合、イメージの悪化が避けられないうえばく大な損失が予想されるためとみられます。