[ワシントン 12日 ロイター] - 米スタンフォード大学のスチュアート・キム教授らが、110─116歳の「超長寿者」のゲノム(全遺伝情報)を解析し、遺伝的特性が存在するかの研究を行った。
米科学誌プロスワンに掲載された研究結果によると、米国在住の女性16人と男性1人が研究対象となった。15人が白人、黒人とヒスパニックが各1人だった。全員が研究実施後に死亡している。
研究の結果、全員に共通する特徴は見つからず、長寿には複数の要因があるとの考えが裏付けられたという。
キム教授は「長寿遺伝子を見つけたかったが残念」と述べた。
17人は、特に健康的な食生活や運動を行っていたわけではなく「半分は喫煙者」だったと教授は述べた。
世界で110歳以上の「スーパーセンテナリアン」は75人前後で、大半が女性。
現在116歳で世界最高齢に認定されている大阪在住の女性、大川ミサヲさん(1898年生まれ)は今年の誕生日に、長寿の秘訣は寿司と睡眠と話した。