米エクソン、時価総額2位の座をMSに譲る-原油安が響く
11月13日(ブルームバーグ):米石油大手エクソンモービルの株価が下落し、時価総額で世界第2位の座を米マイクロソフト に明け渡した。5カ月に及ぶ原油価格の下落傾向が嫌気され、同社の時価総額が470億ドル(約5兆4500億円)減少したことが響いた。
エクソンの株価はニューヨーク時間午後4時(日本時間14日午前6時)現在、前日比0.8%安の94.66ドル。過去4日間で3度目の値下がりとなっており、同社の時価総額は4008億ドルまで減少している。一方、マイクロソフトは同1.7%上昇。今年10月の底値からの上昇幅は16%となり、同社の時価総額は4089億ドルに達した。
米国での供給増に加え、石油輸出国機構(OPEC)が減産に踏み切らないことから、原油価格は30%下落。S&P500種株価指数の業種別では、今年に入ってコンピューター・ソフトウエア株の上昇幅がヘルスケア、公益事業に次いで3番目に大きく、17%上昇している。
世界時価総額トップの座は米アップルが維持した。
原題:Exxon Topped by Microsoft as 2nd-Biggest Company on Oil Drop (1)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Lu Wang lwang8@bloomberg.net
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更新日時: 2014/11/14 10:10 JSTニュース一覧
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