誤認逮捕の女性が5日に提訴へ 国、山口県に賠償求める
山口県長門市のパチンコ店でことし2月、1万円入りの財布が盗まれる事件があり、窃盗の疑いで誤認逮捕された40代の女性が違法な逮捕、勾留で精神的苦痛を受けたとして、国と山口県に計147万円余りの賠償を求め、山口地裁萩支部に5日に提訴することが4日、分かった。女性の代理人弁護士が明らかにした。
長門署は3月、女性がパチンコ台の上にあった財布に手を伸ばす様子を防犯カメラで確認したとして逮捕した。その後店内から被害品の財布が見つかり、他のカメラに財布を捨てる別の人物が写っていたため、女性は勾留8日目に釈放された。