平井茂雄
2014年8月15日03時00分
さいたま市初の地ビール「氷川の杜(もり)」が今月から、醸造所に併設された「ブリューパブ氷川の杜」(大宮区高鼻町1丁目)で提供されている。脱サラした菊池俊秀さん(57)が街の活性化を願って醸造したというエールビールだ。猛暑が続く中、さいたまの地ビールでのどを潤してみてはいかが?
「氷川の杜」は、武蔵一宮氷川神社の参道近くで生まれ育った菊池さんが大宮のシンボル氷川神社をイメージした。アンバーエールとゴールデンエールの2種類があり、アンバーエールは神社の鳥居をイメージした琥珀(こはく)色で、神社の幽玄な雰囲気を味で表現しようとしっかりとした苦みを出した。ゴールデンエールは参道の華やかさをイメージしたという、フルーティーでさわやかな香りが特徴だ。
地ビールをつくるきっかけは、昨年、大宮駅東口にあった商業施設が閉店し、「街が廃れてしまう」と危機感を覚えたことだった。菊池さんは、さいたま市の活性化を目指す市民団体に所属しており、その仲間と話をするうちに地ビールづくりを思いついたという。
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