2014.11.14 FRI
TEXT BY JOHN TIMMER
PHOTOS BY ESA/ROSETTA/PHILAE/CIVA
TRANSLATION BY TAKU SATO/GALILEO
ARS TECHNICA (US)
欧州宇宙機関(ESA)の彗星探査機「ロゼッタ」から切り離された着陸船「フィラエは、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の地表に着地した。
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ただし、着地地点は、当初の目的地から1kmも離れていた(着地地点は正確にはつきとめられていない)。そして、平らな地点ではなく斜面に着陸したため、3本ある脚のうち2本しか接地していない。また、その場所は地形のせいで日陰になっているため、太陽光発電で生成できる電力の量が限られるという。
さまざまな機器によって収集された最初のデータが11月12日夜に届いたが、一部のデータは、フィラエがすぐに着地したのではなく、2回跳ね返ってから地面に留まった可能性を示していた。つまり、合計で3回着地を行ったわけだ。
ESAはドイツにある管制センターで11月13日、フィラエが2回跳ね返ったことを認め、そのうちの1回は衝撃が大きかったことを明らかにした。
最初に接地した場所は、目標着陸地点から半径100m以内の距離にあったが、この跳ね返りの勢いが強く、その後2時間ほど宙を浮いていたため、次に接地した場所は、目標地点から約1km離れた場所だった。そこでさらに跳ね返ったが、今度の速度は遅く、宙に浮いていた時間は7分だったという。
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