ホテルのLANで産業スパイ、日本で被害2千件
【モスクワ=田村雄】ロシアの情報セキュリティー会社「カスペルスキー研究所」(本社・モスクワ)は、日本などアジア太平洋地域の高級ホテルの無線LANサービス「Wi―Fi(ワイファイ)」を通じて、宿泊する企業幹部などのパソコンに不正アクセスし、機密情報を盗み取るスパイ活動が相次いでいることを明らかにした。
同社の10日の発表によると、スパイ活動は韓国・朝鮮語を話す人物が行っており、少なくとも4年前から続けられ、現在も被害が広がっているという。高級ホテルに宿泊する企業幹部、研究開発部門や営業部門の責任者が標的になっているという。
宿泊者がホテルのワイファイに接続すると、検索サイトなどのアップデートに見せかけた画面が表示される。これに従うと、不正な遠隔操作システムがダウンロードされ、機密情報が盗まれるという。
全被害のうち日本は2000件を超え、全体の約3分の2を占めている。同社は、旅先でのソフトウェア更新には警戒するよう注意を呼びかけている。
2014年11月13日 15時22分
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