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Windowsのライセンス認証の概要

    Windowsのライセンス認証とは
    Windowsのライセンス認証比較
    Windowsのライセンス認証の欠
    プリインストール認証のメカ.....


Windowsのプレインストール認証をクリーンインストールで復元する方法(XP編)

    インストールディスクのイメ.....
    ドライバーの準備
    プロダクトキー(SLPキー)の.....
    認証ファイルのバックアップ
    セットアップ~認証ファイルの.....
    ライセンス認証の確認


Windowsのプレインストール認証をクリーンインストールで復元する方法(VISTA,7編)

    インストールディスクのイメ.....
    ドライバーの準備
    プロダクトキー(SLPキー)の.....
    認証ファイルのバックアップ
    セットアップ~認証ファイルの...
    ライセンス認証の確認

■Windowsのライセンス認証とは

Windows XPより同じプロダクトキーで複数のコンピューターにインストール(カジュアルコピー)したり海賊版を防止するため、ライセンス認証が導入されました。そのためPCベンダーのPCに最初から入っているWindowsはリカバリーディスクを含めて別ベンダー製のPCにハードディスクごと挿げ替えてWindowsを起動でもしない限り直接ユーザーがライセンス認証を求められることはありませんが、PCベンダー製のPCでも新しくWindowsを買ってきてインストールし直したり、自作のPCに新しいWindowsをインストールするとアクティベーションが必要になります。

実はWindowsのライセンス認証にはいくつかの種類があり、このような現象が生まれています。

参考:マイクロソフト 著作権保護(http://www.microsoft.com/japan/piracy/auction/OEM.mspx)
ライセンス認証は何回までできますか?
(http://support.microsoft.com/kb/881437/ja)

■Windowsのライセンス認証比較

リテールパッケージ(RTM版):
販売店で箱のパッケージに入って売られています。通常版とアップグレード版、アカデミック版があり、ほかのPCにもライセンスを移動することができます。

ボリュームライセンス(VL版):
企業や公官庁、教育機関など、大量に使用する場合に一括して購入するときに利用されています。これはアップグレード版のみでライセンスには有効期限があり、1台のPCに1つのプロダクトキーで管理されている場合と1つのプロダクトキーで限られた複数のPCにインストールされている場合があります。

プリインストール版(OEM版):
PCベンダーが製造したPCなど、購入したときからWindowsが入っていて(プリインストールされていて)、COAラベルが本体に貼り付けられている1台に限り有効なライセンスです。ほかのPCにライセンスを移動することはできませんが、プロダクトキーはベンダーごとに決まっており、1ベンダーに対して1~数種類しかありません。

DSP版:
購入したときからWindowsが入っていて(プリインストールされていて)、COAラベルが本体に貼り付けられている1台に限り有効か、パーツとバンドルされていてそのパーツとの組み合わせでのみ有効なライセンスでほかのPCにライセンスを移動することはできません

■Windowsのライセンス認証の欠点

一般に購入できるリテールパッケージ(RTM版)やDSP版のライセンス認証はカジュアルコピーや海賊版防止の目的で設置されているため常にハードウェアの変更をチェックしていますので、一定回数グラフィックボードやLANボード、ハードディスクなどを交換するとライセンスの再認証が必要になります。しかもライセンスの再認証にも回数が設定されていてそれを超えると毎回電話でのライセンスの再認証を求められるようになります。

この電話での再認証の内容はどのようにWindowsを入手したのか、他のパーツとバンドルとして購入したのならばそのパーツが一緒に使用されているのかなどで、テスト用PCに環境を少しづつ変えて繰り返しインストールするなどした場合、毎回疑われながら同じ話をするにはいささか煩わしい作業(1日のうち3~5回する場合など)になります。

■プレインストール認証のメカニズム

プレインストール認証はSLP(System Locked Preinstalled)と呼ばれていて、Windows XP の SLP1.0、Windows VISTA の SLP2.0、Windows 7 の SLP2.1 があります。Windows VISTA からは BIOS 内の ACPI-SLIC tables (Software Licensing Description Table)という専用の領域にベンダー別認証情報が格納されていて、SLP1.0~2.1はこの認証情報とベンダーごとに一意なプリインストール専用のプロダクトキー(SLPキー)の2つが合致することで、通信をしないでも自動認証する仕組みになっています。

そのため、PCベンダーが製造したPCなどの購入したときからWindowsが入っているプリインストール版のライセンス認証はユーザーが直接入力する必要がないのでMicrosoftのサイトにも必要がないと書かれています。

■通常のリカバリーとミニマルリカバリー

逆に考えると、PCベンダーが製造したPCには既に認証情報を含むファイルが入っていることになります。また、プレインストール版(OEM版)は上記のように購入したときからWindowsが入っていて(プレインストールされていて)、COAラベルが本体に貼り付けられている1台に限り有効なライセンスなので、ハードディスクやパーティーションのバックアップ~リカバリまたはリカバリーディスクからのリカバリーが許されていますが、そこで使用されている認証情報は元々入っていたプレインストール認証の復元になります。

つまり、リカバリーディスクからのリカバリーやバックアップツールを使用してのリカバリーがシステム全体ならばそれを極限まで小規模にしたミニマムリカバリーとしてプレインストールされたWindows認証情報のみ手動でリカバリー(リストア)することで工場出荷時のプレインストール認証をクリーンインストールで復元することが可能になります。

※この方法は新しく購入したWindowsとプレインストールされているWindowsを使用し、クリーンインストールしたPC上に元々入っていた認証情報をリカバリすることによりプレインストール認証を復元する試みです。
実際のところPCベンダーは一意の企業情報とSLPキーをプレインストール認証情報として使用しているため、同じベンダー製PCにはほぼすべて同じプレインストール認証情報がインストールされているので、この方法で復元できるPCは同じベンダー製ならば基本的に共通に認証させることが可能ですが、カジュアルコピーなどの悪用は厳禁します。

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