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中間貯蔵施設“1月搬入は困難”11月7日 12時41分
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竹下復興大臣は閣議のあとの記者会見で、福島県内の除染で出た土などを保管する中間貯蔵施設について、用地の確保が進んでいないことなどから、政府が目指してきた来年1月からの施設への搬入開始は極めて困難だという認識を示しました。
政府は、福島県で建設を計画している中間貯蔵施設に来年1月から除染で出た土などの搬入を開始したいとして、建設用地の地権者を対象にした説明会を開くなどしていますが、今のところ用地の確保は進んでいません。
これについて、竹下復興大臣は閣議のあとの記者会見で、「あと3か月しかないことを考えると、極めて厳しい状況にあると思う。これまで政府が約束してきたことをどうすれば実現できるのか、最後まであがいたうえで、どこかで見極めなければならない」と述べ、来年1月からの施設への搬入開始は極めて困難だという認識を示しました。
また、竹下大臣は、来年1月から搬入を開始するとした政府の計画について、「たぶん見直すことになるだろうとは思うが、私は決定権者ではないので、それは決定権者である環境省が判断をすることであろうと思う」と述べました。