日銀は10月末に追加の金融緩和を決めた。この決定は直後の2営業日で日経平均株価を1204円(約4.8%)押し上げ、円・ドルの外国為替レートでは4円40銭(約4%)の円安をもたらした。本稿では、この緩和政策が日本経済に与える影響について私見を交えて解説したい。
今回の追加緩和の内容は(1)マネタリーベース(資金供給量)の増加額を従来の年60兆~70兆円から80兆円に拡大(2)長期国債購入額を従来の…
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