大間原発:21年度中の運転目指す…Jパワー

毎日新聞 2014年11月13日 10時19分(最終更新 11月13日 11時12分)

大間原発の建設現場=青森県大間町で2014年7月4日、鴨志田公男撮影
大間原発の建設現場=青森県大間町で2014年7月4日、鴨志田公男撮影

 Jパワー(電源開発)は13日、青森県大間町で建設中の大間原発について、2021年度中の運転開始を目指す意向を同町などに初めて示した。耐震設計で想定する最大の揺れ「基準地震動」を現在の450ガルから650ガルに引き上げ、最大の津波の高さ「基準津波」も4.4メートルから6.3メートルに見直す安全強化策も報告した。

 同社の北村雅良社長が13日午前、同町議会の特別委員会に出席。同原発の完成時期を「未定」から20年12月に改め、年内にも原子力規制委員会に安全審査申請することも説明した。その後、隣接する佐井、風間浦両村にも報告。午後には青森県庁を訪れる。北海道庁や函館市にも同社幹部が説明する。

 同原発は08年5月に着工。工事は東日本大震災で一時中断したが、12年10月に再開した。着工当初は今月の運転開始を予定していた。【森健太郎】

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