大学入試で不正行為、5年で705件摘発

 野党・新政治民主連合のパク・ホングン議員が12日、教育部(省に相当)から受け取った「大学修学能力試験(修能試験=日本の大学入試センター試験に相当)での不正行為の現況および措置」という資料によると、修能試験での不正行為は過去5年間に計705件摘発されたという。不正行為者の数は2009年の96人から、昨年には188人へと、約2倍に増えた。

 類型別に見ると、試験会場への持ち込みが禁じられている携帯電話を所持していたケースが290件で最も多かった。また、2科目を選択しなければならない4時間目の試験で、各科目に割り当てられた試験時間(30分間)を守らず、次に受験する科目の問題を先に解いたというケースが287件に達した。以下、MP3プレーヤーの所持(43件)、試験時間終了後も答案を書き続けたケース(42件)、持ち込みが禁止されている電子機器(電子辞書など)の所持(27件)、監督員の指示に従わなかったケース(16件)の順となった。これらの不正行為者は規則に従い、全て受験が無効となった。このうち3人(2011年度2人、12年度1人)は次年度の受験資格も剥奪された。

キム・アジン記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連ニュース