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記者コラム:越中春秋

どこを走れば

 自宅前の歩道に、自転車の通行帯がある。歩行者との事故を防ぐためらしい。

 車依存を脱却するため、富山市は自転車を利用しやすい環境を整備している。自転車は車道の左側を走る原則だが、車の脇を走るのは怖い。通行帯は自転車利用者にはうれしい配慮だ。

 でも、朝の通勤時間には、大勢の高校生や通勤者が自転車の通行帯を歩いている。あれでは自転車が通れないと思うのだが、市生活安全交通課は「道交法上は歩道だから歩いても違法ではないので」とはっきりしない。

 違法かどうかの問題ではないだろう。では、なんのための通行帯なのか。自転車利用者への配慮はどこへ行った。 (豊田直也)

 

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