松島圭次郎さん(まつしま・けいじろう=英語による被爆体験の語り部)が12日、敗血症で死去、85歳。葬儀は13日午前に営まれた。喪主は妻幸子(さいこ)さん。

 広島工業専門学校(現・広島大工学部)に通っていた16歳の時に被爆した。戦後は中学校の英語教諭となり、退職後は英語を使った「語り部」として本格的に活動。ノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイさんやアフガニスタンのカルザイ大統領(当時)に被爆体験を語った。