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再稼働許可 1400人取り消し求め申し立て
11月12日 21時13分

再稼働許可 1400人取り消し求め申し立て
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地元の鹿児島県が再稼働に同意した川内原子力発電所について、原子力規制委員会が審査に合格したとして出した許可を巡り、これまでに1400人余りが取り消しを求める申し立てを行い、規制委員会は申し立てをした人が意見を述べる場を設けることにしています。

原子力規制委員会はことし9月、川内原発の安全対策が新しい規制基準に適合しているとして、再稼働に必要な「設置変更許可」を出しました。
これについて、これまでに地元の住民をはじめ全国の1400人余りが行政不服審査法に基づき許可を取り消すよう求める異議申し立てを行ったことが、12日の規制委員会で報告されました。
申し立てで住民らは「最大規模の地震による揺れの想定や、重大事故の対策に問題があるにもかかわらず許可が行われた。住民の避難計画の実効性を確認しないことも、人と環境を守るという規制委員会の組織理念に反する」などと主張しているということです。
規制委員会では、川内原発に出した許可は十分な審査を尽くした結果だとしていますが、申し立てを受理し、今後、住民らが意見を述べる機会を設けるとともに、申し立ての内容を検討することにしています。
一方、川内原発を巡っては、規制委員会による設備の詳しい設計の審査や新しい設備の検査といった手続きが残されているため、九州電力が目指す再稼働は年明け以降になる見通しです。

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