カード情報:2.2万件流出 通販サイトに不正アクセス

毎日新聞 2014年11月11日 21時55分(最終更新 11月11日 22時38分)

 海外ブランドの衣料品販売を手がけるリデア(大阪市)は11日、ブレスレットやニットのウェブサイト「クルチアーニC」「クルチアーニ」が不正アクセスによる攻撃を受け、通信販売利用者の一部のクレジットカード情報2万2544件が流出したと発表した。カードが不正に利用される可能性があり、同社はカードの再発行を呼びかけている。

 同社によると、流出したのは「クルチアーニC」のオンラインショップで昨年3月8日〜今年10月15日、「クルチアーニ」のオンラインショップで昨年3月21日〜今年10月20日にカード決済をした一部顧客のカード番号、有効期限、セキュリティーコード。決済代行会社から情報流出の疑いの指摘を受け、調査したところ、今年10月8日と12日にサーバーに侵入され、情報が盗まれていたことが分かった。不正利用の被害の有無は確認中という。いずれのサイトも既に閉鎖した。

 同社は情報が流出した顧客に連絡し、利用明細に不審な点がないかの確認を呼びかけている。カードの再発行費用は同社が負担するほか、情報流出が原因で不正利用された場合、「顧客に負担をかけないようカード会社と連携して対処する」としている。同社は「ご迷惑をおかけし深くおわびする。警察への相談も踏まえ、原因究明と再発防止に取り組む」とコメントした。問い合わせは通話料無料の0120・501・471(午前10時〜午後8時)【柳原美砂子】

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