欧州探査機:世界初、彗星に着陸

毎日新聞 2014年11月13日 02時03分(最終更新 11月13日 09時35分)

無人探査機「ロゼッタ」が放出した着陸機「フィラエ」が彗星の表面に降下中、表面まで約3キロの位置で撮影した写真=2014年11月12日、ESA提供・AP
無人探査機「ロゼッタ」が放出した着陸機「フィラエ」が彗星の表面に降下中、表面まで約3キロの位置で撮影した写真=2014年11月12日、ESA提供・AP

 欧州宇宙機関(ESA)は13日午前1時過ぎ(日本時間)、無人探査機ロゼッタから分離した着陸機フィラエが、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(すいせい)に着陸したと発表した。彗星への着陸は世界初。ドリルで穴を掘り、内部の組成を調べる。観測結果は太陽系形成の解明に役立つと期待される。ロゼッタは2004年3月に打ち上げられ、10年かけて同彗星に接近。12日午後6時ごろ(同)に着陸機を分離した。【大場あい】

無人探査機「ロゼッタ」から分離した「フィラエ」(中央)の想像図。チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星で、世界初の彗星着陸探査に挑む=ESA提供
無人探査機「ロゼッタ」から分離した「フィラエ」(中央)の想像図。チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星で、世界初の彗星着陸探査に挑む=ESA提供

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