村田諒太　次戦は１２・３０

　ボクシングのロンドン五輪金メダリストでＷＢＣ世界ミドル級８位村田諒太（２８）＝帝拳＝がプロ６戦目のノンタイトル１０回戦でジェシー・ニックロウ（米国）と対戦することが、１１日発表された。１２月３０日に東京体育館で行われる。また、同ジム所属でＷＢＣ世界ライト級１位のホルヘ・リナレス（ベネズエラ）がハビエル・プリエト（メキシコ）と王座決定戦に臨むことも決まった。同日は井上尚弥、八重樫東（ともに大橋）の世界戦と合わせて４大ビッグマッチとなる。

　東京都内で記者会見した村田は、勝ったとはいえ判定までもつれ込んだ前戦を反省した。「４回に倒せると思ったが、あういう結果になった。いい勉強になった。次の試合でいいところを見せられたら」と振り返った。

　今回の相手、ニックロウは１７５センチ。戦績は２４勝８ＫＯ４敗３分け。右のボクサーファイターで、野獣のニックネームがある。１８２センチの村田より７センチ低いが「やってみないと分からない。変に考えすぎないようにしたい」と慎重。「練習以上のものは出せない。ＫＯできるような練習をしなければ」と、満足できる勝ち方での年越しを誓った。　（山崎照朝）