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片岡が超過酷「断食トレ」疲れた体を浄化「走れる体」つくる

2014年11月13日6時5分  スポーツ報知

 巨人・片岡治大内野手(31)が12日、口にできるのは水と専用のドリンクのみ、という過酷な断食修行を経て、勝負の巨人2年目に挑むことを明かした。今月中旬から東北地方にある施設にこもり、3泊4日の断食を敢行。シーズンで疲れた体をしっかり浄化し、区切りの通算300盗塁を狙う来季に向けて始動する。

 戦いは終わっていなかった。11日の阪神・巨人連合チームの一員として、MLBオールスターとの親善試合(甲子園)に出場した片岡。この日からオフに入ったが、3泊4日の断食修行を行うことを決めた。

 今後1週間以内に東北地方にある施設に入り、修行を開始する予定だ。「体をもう一度リセットしたい。去年のオフに初めてやってみて、今年は体調に不安なくできた。体と一緒に疲れている内臓を休め、しっかり体から毒を出したい」と話した。

 内容は過酷だ。修行中、食事は一切取らず、口にできるのは水と専用のドリンクだけだ。さらに糠(ぬか)やおがくずの中に体全体を入れて、発酵熱によって体を温める「酵素風呂」に一日2度、15分程度入る。血行を良くすることで、自然治癒力を高める効果があると言われている。その他の時間は、ひたすら体を休めることになる。

 西武時代の昨シーズンまでは、毎年のように故障に見舞われていた。そこで「自分の力で体を治せるようにしたい」と思い、昨年12月、初めて断食修行に挑んだ。「1日1キロ痩せていく。かなり厳しかった」と振り返るが、その効果は絶大だった。

 巨人移籍1年目となった今季、打率2割5分2厘、6本塁打、32打点と数字自体は満足いくものではなかったが、126試合に出場。2010年以来、4年ぶりとなる100試合出場をクリアした。「今年は大きな故障もなく、1年間通して戦うことができた」と手応えを感じている。

 巨人2年目となる来季は、あと5個に迫っている通算300盗塁が目標となる。今季はリーグ4位の24盗塁をマークしたが「走れる体をつくっていきたい。もっと、しっかりチームに貢献できるようにしたい」。ベテランは、まだまだ休むつもりはない。(井上 信太郎)

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