【BOX】大竹、初世界戦で番狂わせだ!超接近戦に自信あり
2014年11月13日6時0分 スポーツ報知
◆プロボクシング WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ 王者・スコット・クイッグ─挑戦者・大竹秀典(22日・英リバプール、エコーアリーナ)
世界初挑戦の前日本スーパーバンタム級王者・大竹秀典が、“アリ地獄”作戦で番狂わせを狙う。22日(日本時間23日)に英リバプールで行われるWBA世界同級王者スコット・クイッグとの世界戦を控えた12日、都内の金子ジムで4回のスパーリングを公開した。
世界初挑戦の33歳は「長期戦をイメージしている」と額の汗をぬぐった。試合決定から約1か月で約80ラウンドのスパーを消化。担当の金子賢司トレーナー(50)は「中盤までポイントを取られても、残り3ラウンドで倒せれば」と、12ラウンドの世界戦より多い14ラウンドをこなす日もあり、スタミナ強化を図った。
敵地でKO率70%の無敗王者に挑むという過酷な一戦にも、大竹は「腕を折りたたんだ距離のパンチは自分の方が強い。フィジカルも負けない」と、超接近戦のどつき合いに引きずり込む構えだ。
16日に渡英する。勤務先の地ビール会社「横浜ビール」から1か月の休暇をもらい、大一番に集中してきた。「世界王者になった時のイメージを膨らませている」。ボクシング発祥の地で大和魂を見せる。(飯塚 康博)