日本大使館から説明聴取＝歌手の入国拒否で韓国

　【ソウル時事】韓国男性歌手イ・スンチョルさんが羽田空港で入国を拒否された問題で、韓国外務省の呉珍姫・東北アジア1課長は12日、在韓日本大使館の園田庸参事官を呼び、経緯について説明を受けた。韓国外務省によると、呉課長は、国内世論が悪化しているとして遺憾の意を示した。
　所属事務所は、イさんが8月に島根県・竹島（韓国名・独島）で歌を発表したことが問題視されたとの見解を示したが、菅義偉官房長官は「上陸拒否事由に該当していたためで、竹島で歌を歌ったことは関係ない」と説明した。園田参事官はこうした内容を伝えた。
　この問題をめぐっては、在日韓国大使館の領事も既に日本政府の説明を求めていた。