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 欧州宇宙機関(ESA)は12日夕(日本時間13日未明)、彗星(すいせい)探査機ロゼッタが投入した小型着陸機フィラエが、観測目的のチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に着陸したと発表した。彗星への探査機の着陸は史上初めて。

 ESAによると、ロゼッタと彗星は、火星と木星の軌道の間にある。ロゼッタから切り離されたフィラエは、約7時間かけて幅4キロほどの彗星の核に着陸。表面の成分などを観測し、データを地球に送り返す。

 ロゼッタは2004年に打ち上げられ、太陽の周りを回りながら軌道を変え、計65億キロの旅を経て彗星にたどり着いた。

 05年には、日本の探査機「はやぶさ」が小惑星イトカワに着地。表面の試料を採取して5年後に地球に帰還している。ロゼッタは彗星とともに移動し、来夏にかけて太陽に最接近する。地球には戻らない。(小林哲)