窃盗:泥酔男性被害、中国籍の女2人逮捕 警視庁
毎日新聞 2014年11月11日 12時54分(最終更新 11月11日 13時15分)
泥酔した男性がコンビニエンスストアの現金自動受払機(ATM)で引き出した現金を盗んだとして、警視庁上野署は11日、いずれも中国籍の女で職業不詳、鄭瑞珍(27)=千葉県船橋市印内町=と魏麗晶(30)=同市海神6=の両容疑者を窃盗容疑で逮捕した。
同署によると、JR上野駅周辺の繁華街では2012年以降、酒に酔った男性が中国人女性にコンビニに連れて行かれ、ATMで引き出した現金を盗まれる事件が約850件(被害総額約3億円)起きており、関連を調べる。同署は昨年11月にも別の中国人の女2人を同様の窃盗容疑などで逮捕している。
鄭容疑者らの逮捕容疑は6月28日午前2時15分ごろ、千葉県の男性会社員(49)を台東区上野2のコンビニに連れて行き、ATMを操作中の男性にキスをしながら手で目をふさぐなどし、その隙(すき)に現金20万円を盗んだとしている。両容疑者は「身に覚えがない」などといずれも否認している。
2人は終電後に上野駅周辺にいた男性に声を掛け、近くの飲食店で一緒に飲酒した後、コンビニに行ったとみられる。【神保圭作】