藤田知也
2014年11月13日00時09分
iPhoneなどアップル製品向けのアプリ購入サイト「アップストア」で、人気ゲームの偽アプリが売られている。安全性が売りのアップルも先月9日(日本時間)には把握したが、今月12日になっても偽アプリは販売され続けている。
セキュリティー大手のトレンドマイクロによると、アップストアでお金をだまし取るアプリが見つかったのは初めて。同社が先月9日に米アップルに知らせたが、今もアップルは「被害が出ているかどうかも含めて調査中だ」(日本法人)としている。
見つかったのは、「アキネイター」の偽アプリ。利用者が思い浮かべた人物が誰かを、コンピューターに複数のヒントを与えることで答えさせるゲームだ。販売元の名前は異なるが、ゲーム名とアイコンはそっくりで、価格も同じ約200円。購入すると、無関係のゲームがダウンロードされるという。
12日には、アキネイターの偽アプリがもう一つ増えているのが見つかった。名前とアイコンはそっくりだが、価格は300円。個人情報などを盗む不正サイトに誘導する恐れもあり、トレンドマイクロが調査を進めている。(藤田知也)
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