2014年11月09日

TICKET

『From hand to hand』大阪、横須賀、佐世保ありがとうございました。
そしてその間のSiMのツアーでお邪魔させていただいた、鹿児島、大分もありがとうございました。

From hand to handが始まる前に、ブログを書こうと思ったんですが、なんだかやめてしまいました。

今回書きたかったのは『メール予約』『チケット』についてです。
何年も前から、メール予約についてとかずっとずっと言ってきたつもりだから、『もう分かってるよ』と思う人がいる事も分かっています。
その人は、聞き流して、いや、見流してください。

最近来始めてくれた人もたくさんいます。
来れなくなる人もいたりと、入れ替わっていったりするものだから、大切に思ってることは定期的に何度も言わないといけないんだと思っています。

チケット予約の返信メールにも書いていますが、チケット予約は『約束』だと思っています。
だからドタキャンだけはやめてください。

色んな理由で、当日いきなり来れなくなる方がいるのも分かっています。
病気・ケガや事故、家族に何かあったとか、誰にでも何かある可能性はあるから、分かった時点でキャンセルメールを送ってくれれば大丈夫です。
その日にキャンセルメールが送れなくて、後ですみませんでしたと、メールを送ってくれる人もいます。

『メール予約は1割来ない。』と、ライブハウス関係者の中では良く言われています。
これは大体の数字だけど、色んなアーティストのメール予約を毎日受け付けているライブハウスやイベンターの方のデータだから、結構正しい。

でもそれが最近、1割を越えてきているんです。

8月2日に横須賀PUMPKINでSome Missing Night Warを行った際、キャンセルメールをくれた人が15人くらい。
そしてキャンセルメールをせずに、当日来なかった人も15人くらい。

つまり当初の予定の30人が来なかったんです。

SOLD OUTと表記して、予約を何人か断っているのに、実際はまだまだ入れる状態にありました。

その事実を受け入れて、11月2日に横須賀PUMPKINで行ったFrom hand to handの予約の受付の際には、実際のキャパよりも+30枚多く予約を受け付けました。

それからキャンセルメールをしてくれたのは10人くらいでした。
PUMPKINのキャパは150人で、実際なら170人くると思いますが、ここから1割来ないだろうと読んでしまうんですね。
だから17人来なくて153人くらいが妥当だろうと。

そしてOPENしてみて、当日のドタキャンは3人くらいだったみたいです。
来た人は分かると思いますが、ちょっとキツかったですよね。

来る時もあれば、来ない時もある。
天気にも関係するかもしれないなどと、PUMPKIN店長のキヨさんと話したりしました。
どこかで同日にイベントが被ってるとか。

だから実際読めないなと、今は思っています。
次はどうしようかと、悩んでいます。

でもそもそもは、ドタキャンなんか無しでキャンセルメールはしてもらった上で、予定通りに100%の人が来てくれれば読む必要なんてないんですよね。
つまり俺も疑ってしまっています。
でもそれは、最近こういう事を言わなくなった自分のせいだと思っています。

俺達はいつか、メール予約が毎回100%のバンドを目指しています。
それはホームページのメール予約についての注意事項にも書いています。
ただの注意書きみたいで、見ないで流されちゃってるかもしれないけど。

『当日券は出ますか?』
という質問をよくされます。

答えは
『分からないです。』
です!!

SOLD OUTしていないライブに関しては、毎回当日券は出ます。

でもSOLD OUTしてるライブに関しては分からないです!

予約してる方、もしくはチケットを持ってる方が全員来れば入れないです。
でも何人か来なければ、その分だけ出せます。
だからSTARTしてみないと分からないんです。

わざわざ当日券を出すために、その分の枚数をよけておくような事は俺らはどこでもしてないので。

予約を受け付けられなかった人の事を考えると、やっぱりこういった事をより強く思います。
予約受け付け時間に、仕事が入っていたりする人は、当然予約をするのが遅れてしまいます。
でもライブ当日は確実に行けるのに、予約受付開始時間に予定があっただけで。
だからこそ、予約が出来た人は、出来なかった人の分まで楽しんで帰ってもらいたいと常に思っています。
だから確実に来てもらいたい。

そんな『予約をする時の都合が悪い』人のために、基本的には『お一人様2枚まで』にしています。
友達や家族が、予約出来ないあなたの分までやってくれたら良いなと。

でも、お一人様2枚まで制度のせいで、
『予約が被っちゃったから余った』
『誰か行くと思うからとりあえず2枚にしておいた』
などの出来事が起きます。

ですので、確実でないのであれば、出来る限りそういう方は1枚で取ってもらえると嬉しい。

キャンセルの時にこういったメールがよくあります。
『風邪をひいたので、2枚キャンセルさせてください。』

事前に連絡ありがとう。
え?2人風邪ひいたの?!
ってこちらは思います。

友達と2人だからこそ行きたい、という気持ちは分かります。
が、俺達は予約を受け付けられなかった人達の気持ちも受け止めているので、優しく『分かったよ〜』だなんて思えてはいません。

そして、今回一番言いたかったのはこれから書く事です。

チケット予約の名前を譲らないでください!!

2012年1月、Songs TOURの柏ALIVEでの出来事です。

『○○で予約しているので、そう受付で言えば入れます。』
と、予約の名前を譲ってもらった人がいました。

その名前を譲られた人が15人くらいいました。
同じ名前をですよ!

予約の名前を言えばいいと、安心して受付で『○○です』と言ったら『名前が無いですね…』と、その15人くらいは受付前で待たされました。

結果、その皆様を会場に入れていただきましたが

そんな無利益のイタズラをする人も世の中にはいるんです。
その日は何とか入れられたけど、本当に入れられないような人数ならば、こちらは帰らせるしか方法が無いんです。

そんな悲しいことがまた起こらないために、名前を譲ることをやめてほしい。

あなたの名前はそんなに安いですか?
こちらは念の為連絡先も聞いています。
その連絡先も教えているんですか?
個人情報という物を色んな事に利用されてしまうこの時代に、知らない人に教えてしまうんですか?

俺があまりSNSという物が好きになれない理由の一つです。
使い方を誤らなければ、素晴らしいツールになるのに、
ほとんどの人が使い方を誤っている事に気付いていない。
いつか何かのトラブルや、被害に合わないことを願っていますよ。

チケット予約の場合、来れなければキャンセルメールをもらって
早い段階で数枚確保出来たのならば、キャンセル待ちとして順にこちらから
『キャンセルが出たのでチケット予約を受け付けられる状態になりました。どうされますか?』的な
メールが送れるんです。

ギリギリでもキャンセルメールがもらえたら、堂々と
『当日券出ます』
と言えるんです。

でも最近は、それが出来ない状態です。
予約だから気が楽かもしれませんが、気が楽だからこそ、残していきたいって思ってます。
でも気が楽だからって、軽く扱われたくはないです。

皆さんの協力があれば、もう少し色んな対策も考えられます。
俺らだけが考えても、予想してるだけになってしまいます。

SOLD OUTしていないライブではそんなトラブルも無いと思いますが
それでもそういう時からそうやってくれれば嬉しいです。

ちょうどそんな事を考えている時期にSiMのツアーがありました。
彼らはチケットの転売防止の為にIDチェック制度を取り入れています。

俺らが転売を物凄く気にしていたのは、前のドラムの最後のライブや、Some Missing Night Warの1回目の時など。
FADでのライブでは身分証明書を確認をさせてもらった事もあったし、PUMPKINの時はみんながみんなオークションを気にしていた。
気付いた人が報告してくれたりしていたよね。

マキシマムザホルモンがそれをやっていたことも知ってる。
みんな戦おうとするんだ。

関係のないやつが利益を得るのは全く意味分からないし

利益を生もうとしているやつのせいで、純粋に行きたいと思ってる人が行きにくくなるのが悲しい。

そうやってみんなを守ろうとするのが目的なんだ。
ちょっと堅苦しいやり方だけど、『守るため』だという彼らの意志だということを忘れないでほしいな。

『譲りづらいな』
『面倒だな』
『行けるようになったのに行きづらいな』
そう思うとは思うけど、根本は守る事なんだよね。

俺もそういう儲けようとしているやつはマジで排除したいと思っている。

俺から言いたいことは
『手を出さないで』
って事かな。

例えば儲けることが目的のやつがチケットを何枚か買ったとして

誰も手を出さなければ、そいつはただの損なんだよ?

オークションに出た枚数がハッキリ分かれば、その分当日券を出すとか、手売りするとか

手を出さないでいてくれれば、こっちはそんな事だって出来るんだ。

そういう儲けようとしているやつにマジで損させたい。

『OVER ARM THROWっていうバンドのお客さんは、何にも手を出してくれない』
と思わせたい。

目の前にある甘い誘惑かもしれないけど、一緒に戦ってくれないかな?

チケット代をなるべく押さえようとする各アーティストの気持ちも分かってくれよ。

メール予約の色んな事に関しても、チケットの転売に関しても

これは『チケット』という物のそれぞれの価値観だと思うんだ。

チケットはただの紙切れかもしれないけど、その先にあの空間が待ってる。

色んな事を我慢してようやく手に入れたチケットかもしれない、

もうなかなか行けなくなるかもしれない、最後のチケットかもしれない、

そのチケットで、その日のライブで人生が物凄く変わるのかもしれない、

なかなか来てくれない大好きなアーティストの、ようやく来てくれたという大事なチケットかもしれない、

その人にとってどれだけ価値のあるチケットなのかは俺達は計れないから

だからこそ出来る限り平等に、
お金を積めばいいような物ではないし、

大切にしてもらえたら良いなって思ったんだ。

Some Missing Night Warはそんな事を考えて始まったんだから。

堅苦しく考えてほしい訳じゃないけど
心のどこかに入れておいてほしい。

Is there anyone monopolizing their profit?
Is there anyone crying alone?

みんなでやらなきゃいけない事だから、いつかみんながみんなの事を考えられるようになったら良いと思うんだ。

諦めたくないんだよね。


oat03 at 16:16コメント(5) 

コメント一覧

1. Posted by ゆぅ   2014年11月10日 04:18
毎回、OAT予約のあるライヴは予約でチケットをとってます!
私が昔から行くライヴでバンド予約を続けてくれているのは、OATだけになってしまいました。
抽選ではなく、確実に予約が出来るのは勿論、バンド予約を続けてくれている事が、バンドと客の間に信頼関係がある様に感じるし、他のバンドより身近に感じるから嬉しいです!!
OATが一番好きなバンドだから、尚更!!
だから、チケットは紙切れかもしれないけど、OATと過ごせる時間や、OATにありったけの愛情をぶつける為の大事な紙切れです。
だから、私は10年分のチケットを全てラミネートして保存してます(笑)
あの紙切れは、思い出と愛情のこもった宝物です。
だから、チケットで利益を得ようとする奴は許せないし、絶対に買わない!
バンド予約の無かったライヴでチケットが手に入らなくて悔しい思いをした事もあるけど、転売に手を出すのが、大好きなバンドをガッカリさせてしまう事だと解ってるから、物販で洋平くん、きくちゃん、えいじくん、過去には玄ちゃんに会って笑顔を見て我慢してた。
物販でメンバーが今でも対応してくれているのも、嬉しい!!
問い合わせメールにも、優しく対応してくれるのが嬉しい!!
何よりOATの曲が、ライヴが大好き!!
だから、OATをガッカリさせる事はしません!!!!
洋平くんの考えもファンを思えばこそだって伝わる。
昔からOATが変わらないのは、ファンに対するそういう思いやりがあってだと思うから!
だから、ずっとずっとOATが大好き。




2. Posted by こま   2014年11月10日 20:24
チケット予約やめたらいいのに
3. Posted by 匿名   2014年11月12日 01:30
5 チケット予約辞めたら辞めたでお客さん来なくなっちゃうこともあります。
本当に来たいなら、プレイガイドで事前に買えよって思う人もいるかもしれないけど、正直そこまでするのもなって思っちゃう人もいます。
だから、チケット予約は「気軽にライブハウスに遊びに行ける方法」だと思います。
フェスに出演したり、ソールド打てるようなバンドがチケット予約のシステムを未だに導入してるのは、すごく親近感が湧きます。
チケット予約のシステムがバンドとのコミュニケーションツールだと思う人もいるんじゃないでしょうか。
フェスで見て、どこかでCD聞いて、「あ、いいな。ライブハウス見たいな」って思ったときにチケット予約のシステムがあれば、先のことで予定が分からなくてもとりあえず予約できちゃうでしょ。
もちろん、行く気もないのに予約をするのはいけないと思いますが、仕事や学校などライブの日程ギリギリになるまで予定が分からない人もいます。
そんな人たちのためにも「チケット予約」っていうシステムはとてもありがたいものです。
これからも気軽にライブハウスに遊びに行くためにも、私たちお客さんもしっかりそのルールを守らなきゃいけないなって思いました。
ただ、まだルールを認識していない人も多いのでこういったバンドからの直接の呼びかけは大切ですね。
ファンに言われるより響きますから…。
4. Posted by momo0258   2014年11月12日 12:43
こんなこと当然のことじゃないですか。
ルールとかマナーとか以前の問題。
チケット予約は契約なので、勝手なキャンセルは契約不履行という不法行為だと思われます。
ひとりひとりが自覚をもって、ライブを楽しめるよう努めなければなりませんね。
5. Posted by 通りすがり   2014年11月12日 16:32
数回だけライブにいった通りすがりから。
キャンセルしたことも転売もないですが、そもそもメールでキャンセル連絡がいることが周知されていなかったので、普段から行き慣れていない自分は知りませんでした。
また、なんとなく、キャンセルしたら金銭が請求されそうと感じて、躊躇ったりもあるのでは?
その辺の暗黙的なルールを、きちんとライブハウスはチケット発売時に伝える必要があると思います。
このブログの内容は、勉強になりました。

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