西山貴章
2014年11月5日19時25分
競売にかけられた在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部の土地・建物(東京都千代田区)が、不動産投資会社「マルナカホールディングス」(マルナカHD、高松市)に売却されることが確定した。マルナカHDへの売却を許可した東京地裁と東京高裁の決定に対し朝鮮総連が不服を申し立てていたが、最高裁が退けた。朝鮮総連は、最重要拠点を失うことになった。
最高裁第三小法廷(木内道祥裁判長)による4日付の決定。売却は高裁の決定でほぼ確定していたが、朝鮮総連の不服申し立てを受けた最高裁が、売却手続きをいったん止めていた。今回の決定で、改めて売却手続きが始まることになる。
昨年3月の1回目の入札では鹿児島市の宗教法人最福寺が約45億円で落札したが、代金を払えず断念。同年10月の再入札では、モンゴル企業が最高額の約50億円を提示して落札したが、その後書類の不備で失格となった。地裁は今年3月、2番目の約22億円を提示したマルナカHDへの売却を許可していた。
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朝日新聞社会部
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